わが家に帰ってきた。
今年になって、父の様子は目に見えて変化して来た。
危惧していた痴呆も、日によってだが、
表情や言動に現れる様になった。
私の中の、元気で優しい父の記憶と、
現実の父とのギャップは、
覚悟していた以上に、私を疲れさせた。
それでも、昨日、家を出る私に
「忘れ物無いか?」「気をつけて帰れよ!」と、
昔の父の様に、声をかけてくれた。
父の頭の中の回路は、正常に動いたり、切れそうになったりしているのだろう。
それが、自分の意思では無いから、余計に惨めに思える。
帰ってきて、
朝7時のベランダに出た。
2週間ぶりのモーニング
田舎でいるときは、
まだ、父の食事の準備や、老猫の世話や、洗濯で、
バタバタしている時間だ。
一人コーヒーを飲みながら、
心や身体を、グルグルに縛っていた紐が、
ユックリと解けていく快感を味わっていた。
どこにいても空気に変わりが無いはずだが、
山から吹き下ろされる空気と、
潮風が運んでくる空気に、違いがある様に思えるのは、
心のせいだろうか?
朝から、海の上の橋を、せわしなく走る車や、
たくましい蝉の声を聞きながら、
予定の無い時間の、幸せをかみしめていたが、
これが毎日なら…と思うと、
物足りない退屈を感じるのだろう。
忙しい時間があるから、
こんな時間が有り難い‼︎
愚痴らず、怠けず、
又、2週間したら、田舎に帰ろう
今年になって、父の様子は目に見えて変化して来た。
危惧していた痴呆も、日によってだが、
表情や言動に現れる様になった。
私の中の、元気で優しい父の記憶と、
現実の父とのギャップは、
覚悟していた以上に、私を疲れさせた。
それでも、昨日、家を出る私に
「忘れ物無いか?」「気をつけて帰れよ!」と、
昔の父の様に、声をかけてくれた。
父の頭の中の回路は、正常に動いたり、切れそうになったりしているのだろう。
それが、自分の意思では無いから、余計に惨めに思える。
帰ってきて、
朝7時のベランダに出た。
2週間ぶりのモーニング
田舎でいるときは、
まだ、父の食事の準備や、老猫の世話や、洗濯で、
バタバタしている時間だ。
一人コーヒーを飲みながら、
心や身体を、グルグルに縛っていた紐が、
ユックリと解けていく快感を味わっていた。
どこにいても空気に変わりが無いはずだが、
山から吹き下ろされる空気と、
潮風が運んでくる空気に、違いがある様に思えるのは、
心のせいだろうか?
朝から、海の上の橋を、せわしなく走る車や、
たくましい蝉の声を聞きながら、
予定の無い時間の、幸せをかみしめていたが、
これが毎日なら…と思うと、
物足りない退屈を感じるのだろう。
忙しい時間があるから、
こんな時間が有り難い‼︎
愚痴らず、怠けず、
又、2週間したら、田舎に帰ろう