カッキーYAMA   akihiko tange

手始めに、日常的なことを気の向いたときに載せていくつもり。

森将軍塚古墳(信州・千曲市)・2007の旅・冬

2010-06-13 | 国内旅行
■森将軍塚古墳・12月・2007■

寒い時季だった。
各駅停車を乗り継いでこの古墳見たさに東京から信州・千曲市まで行った。
千曲川沿いに列車は走ったはずだが、その時の光景は今となってはあまり
覚えていない。
寒かったので、ろくすっぽ周りの景色を見ていなかったのかもしれない。
途中軽井沢からバスを使わなければならないこともその時に知った。
屋代(やしろ)の駅で降り立つと、右も左もどちらへ向かって歩けばよいのか、分からな
かった。駅員に尋ね、タクシーにせず、歩くことにした。
中学生くらいの女の子と歩く方向が一緒になり、道すがら、道を尋ね、
あれこれと話しつつ歩いた。塾へ行く途中だと言っていた。
こんな田舎でも塾へ行かすのかと思ったが、むしろこういうところほど
教育熱心なのかもしれなかった。
古墳山にさしかかると人はほとんどおらず、近所の人が犬を連れて散歩をする脇を古墳の頂上まで登った。
なまった身体には丁度良い高さのように思った。
心臓が強く打ったが、うっすらと汗をかき、身体が温まった。
1時間ほど上でウロウロとし、過した。
その間、人は誰も来なかった。
土器を廻りに置いてあるのは、何のためだろうかと思った。知識はない。
デザインする者としては、そこはあまり理由は無くても、そこに何か少し違うものが欲しい、という理由だけで、
そして理由なき強い理由によってそこに、ある形のものを並べる、ということは大いにある。むしろ情念としてのそれのみかもしれない。
他に思ったのは、何らかの用途をそこに見ようとする、ということだった。
頭の中に去来したのは
祭礼の時のかがり火のためか、
あるいは、墳墓を取り囲む人々を象徴させたものか、という漠然としたものだった。
今の時代、そんなことは情報を調べていけば、想像などするより速く確実に分かるよ、と言われるかもしれない。
調べればあるところまでははっきりとするのだろう。
石の色と質感が圧倒的な中で、その土器のまた別の色、質感はそれだけで大いにそこにそうして
置いておきたいと思うのだろう、と感じた。
平地ではなく高台を選んだのはなぜか。
単純に見晴らしが理由かもしれない。
人々が、材料をかつぎあげるだけの労力をいとわぬ人物のものであってみれば、
下から周りの山々を見上げて、あの辺にしようと指差した人がいたのだろう。

古墳山をを降り、麓の古墳館に向かった。
その時の資料を付けておくことにした。








MAP  



資料パンフレット(2007年当時のもの)
                              






                                            
                                              
                                               
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青森旅行・浅虫温泉・2009

2010-05-27 | 国内旅行

昨年の7月上旬、梅雨の頃だったか、雨の多い季節に青森へ行った。
2泊3日の旅で、浅虫温泉と恐山を観ることに的を絞った。
浅虫温泉では、辰巳館に宿をとった。
夜は、別の比較的大きな旅館のホールで津軽三味線のLIVE演奏会
が開かれ、浅虫温泉の各旅館に宿泊している人々が聴きに集まってい
るのだった。
三味線一本の演奏会だった。奏者は若手で、工藤さんという名だった。
いろいろ、郷土芸能を奏する人と共演したり、他のジャンルの人とセッ
ションを試みたりと、活発にチャレンジをしている。
演奏は素晴らしく、青森というより津軽といった気分が深まっていく
のだった。
演奏会から帰ると、宿の辰巳館の中庭に、「ねぶた」を出してくれていた。
初めて実物を見た。
季節が違うので見られないと思っていたのだが、思わぬヒットだった。
こんなに間近で、静かに見られるとは思いもよらず、しばらく、旅館
のロビーのソファに座って眺めていた。

ねぶた(浅虫温泉にて)

正面


側面

浅虫温泉Map*http://map.goo.ne.jp/blogparts/map.php?MAP=E140.52.2.563N40.53.11.230&ZM=6

                              


恐山・下北半島(全6枚)   
Map*http://map.goo.ne.jp/blogparts/map.php?MAP=E141.5.42.778N41.19.24.384&ZM=8

山門


無限地獄


無限地獄


宇曽利山湖


地獄谷


古滝の湯(境内にある温泉・簡単な脱衣場があるだけ・無料)


                                                  
                                         
                                          
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伊豆・伊東、熱海・GW2010

2010-05-14 | 国内旅行

伊豆・伊東の街

ゴールデンウィーク中に友人と伊豆に遊びに行った。
伊東に宿泊、ぶらぶらと歩いた。熱海でも遊んだ。




伊東市内を流れる「松川」




「東海館」の前の道。以前訪れた時は舗装工事中だった。
東海館は昭和初期の建築様式を残す温泉旅館で、旅館としては
平成9年に廃館。
今は、見学できるように一般に公開され、温泉は入ることができる。
木造3階建て、一部4階部分がある。


夜の風景・ライトアップされたところが4階部分の「望楼」
脇を流れる川側から見ると立面の全貌が見られ、当時と
してはかなりの規模で迫力があったのだろうと想像できる。
その割に、川、樹木、といった周りの風景に溶け込んでいる、とも感じられる
ところが不思議。


「望楼」からの眺め。
少し分かりにくいが、海が見え、そこに船が浮かぶ。
この船は、前夜からずっとこの辺りに錨を下ろして停泊していた。


熱海駅前のアーケード街。
朝早い時間で、まだ人通りが少ない。午後は東京などから訪れた観光客で
ごったがえしていた。


帰りがけに熱海の釣り公園で釣ったサバ。小さいものだったが食い気の方が
勝り、持って帰ってカラ揚げにした。僕が料理したのだが、さすがに小さくて、
刺し身、というわけにはいかなかった。
友人は釣りはほとんどビギナー、僕は下手の横好き。釣れるのが面白く、お
互い、良い時間が過ごせた。

                        
                          

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GW・伊豆の伊東・2010

2010-05-11 | 国内旅行
 
 GW中は友人と一泊だけ伊豆の伊東へ行った。熱海でも遊んだ。伊東の旅館はどこもGW料金とかで普段の倍くらいの値段となっていて、あまりお金の掛けられない私としては、逆に迷うことなく手頃な料金の旅館に決めたのだった。私が決めたのだが友人も特に異存はないのだった。それならそれで別のところで少しだけ贅沢してもいいし、というのが、その旧友との旅行でのいつものことなのである。
 旅館は古びていてお世辞にも新しくてきれいとは言えないものだった。だが、私は不思議と違和感を感じなかったのである。年季が入っている、と言えばそういう表現もできただろう。部屋は畳が少し歪んでいるようなそんな雰囲気の部屋だったが、掃除は行き届いていて、なぜか満足したのである。そして妙に落ち着いた。
 伊東とくれば温泉である。浴室、湯船も部屋と同様古びていた。これもどう見ても、綺麗で新しい内装とは言えないのであった。広さもそれほどではなかった。だが、私はこの温泉の湯船に浸かって、ほんとに、近年にない落ち着いた気分を味わったのである。どうしてそう感じたか、それは分からない。不思議だった。伊東だけあって、泉質は良いのは言うまでもなかったのだが、それだけでそんな気分にはなれないはずなのにと思う。しかし、しっくりと満足したのである。私は2回入ったのだが、友人は朝も含めて3回も入りに行っていた。何か共通する感覚を持ったのかもしれない。浴室内は薄暗かったし、壁などはモルタル塗りだったような気がする。


                                             
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伊根の街・2008

2010-03-06 | 国内旅行











 伊根の街は、「舟屋」の街である。知っている人は知っていて、遠くからでもその風景を楽しみに来る。舟屋というのは海に面して家を建て、1Fは海に浸かり海に向かって開口しており、漁の船が直接そこへ収納される。「船のガレージ」ともいうべきものである。漁の道具の倉庫のようになっているところもあったように思う。1戸だけならどうということ無いのだが、これが海岸にそって、100軒、200軒と連続して建っているから壮観である。「壮観」 まさにこれがピッタリ。
 私はバスを降りてこの景色を海から眺めるために、観光船に乗った。観光船というのはどこへ行ってもカモメだの、何かの鳥がついて来て群がるもののようである。餌をやるからだろう。面白いのでそれらを眺めるうち、直ぐに船は沖へ出、舟屋の壮観な眺めを観ることとなった。遠目に見ると舟屋はこまごまと行儀よくきれいに連続していて、かわいく見えるのだった。近くで見るとそうでもないけれど。漁師の家だから、細かいところはあまり気にしていないようでもあった。網などが掛けて干してあったり、道具が置かれていたりで、やはり漁のための作業の場であったり倉庫であったり、なのである。少し朽ちて傾き、大丈夫なのかな、などというのもあった。
 観光船を降りて街の中心の通りまで少し歩いた。帰りのバスの時間までまだだいぶ間があった。とはいえバスは本数が少なく、丹後半島のその先へと1周するには、もう一日必要な感じだった。車なら可能だったろう。
 歩いていると、中学の低学年くらいだろうか、少年たちが2,3人自転車に乗って通りかかったので道を訊いた。その時少し話した。
「海の水がかぶって家が壊れることは無いの?」
何か間の抜けた質問であった。壊れるならかなり危険だからそんなところに家は建てないだろう。普通はそう想像する。
「うーん、そんなことは無いです。」
かれら少年は自分が生まれてからの12,3年間、未だかつてそのようなことは見たことが無いと断言したのであった。
「ふーん、台風の時は? やっぱり波が高くならない? あんなに海面ぎりぎりだと直ぐ水をかぶってしまうと思うけど」
「入り江になっているし、前に島があるから(青島など)波はそんなに高くならないです」
「そっか」
 私は急につまらなくなった。波がざぶざぶとかかると何時壊れるかと迫力も増すだろうと想像していたのである。しかし半分はそうではないのだろうと思っていて、そちらが正解のようであった。やはり安全な方がいいに決まっている。
「さよなら」
「それじゃ、bye-bie」
そこで別れた。ありがとう、やはり住んでいる人に聞くと実感が伝わってくる。伊根の街は、大きく言うと日本海の若狭湾に面している。細かく言うとその若狭湾の波から守られるようにして、伊根湾に面している。伊根湾は波が静かだそうだ。潮の満ち干はどんな感じなのだろう。まだしつこくもそんな事を思ったのであった。
 街を歩いた。疲れたので、通り全体の半分ほどを観ただけ。もういいかと思った丁度そこに酒屋があったのである。「向井酒造」といった。入口脇の木製ベンチを見た瞬間、そこに座ってお酒を飲む自分を想像し、直ぐに店に入り地酒のワンカップを買い求めたのである。そしてベンチで飲んだのである。美味かった。単純この上ない。店には若い女性が店番をしていて、あれこれ話した。住んでいるところなど、車で通っていることなど。こちらは京都観光で1日だけ脚を伸ばしたことなど、一度は訪れたかった事など、バスで来るのは大変だということなど、疲れたことなど、こういう時はお酒を飲みたくなるということなどなど。
「造り酒屋なわけだけど、肝心の水はどうしているのですか?」
「裏の山で取れます」
瀬戸内海の島などは昔、水と言えば塩分を含んだものしか取れなかったらしいし、何かそんな事を思ったのだが、良い水が山で取れるそうで、なるほどな、それならいいなと思った。お酒を造っているところなども少しだけ覗かせてもらった。
 食べるものは魚など美味しい店が近くにある、とこれも年配のおばさんが教えてくれたし、民宿もあるから泊まっていけばと熱心に言ってもくれたのだが、その日の夜までには京都市内までは帰っておきたかったので、伊根の街とはそこで別れることにした。お酒が入って丁度よい気分になった。目が寄り目になったようだった。
 車ならもう少しゆっくりと走りまわれただろうし、道の駅へ行ったり、あるいは釣りなどもできただろうと思う。夏は海の遊びがいろいろできそうだ。温泉もあるようだし、丹後半島はいろいろ楽しめると思った。伊根の街は名残惜しかったがバスに乗り、列車で京都へ向かった。










                                           
                                            
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伊根の街&京都の桜・2008

2010-03-05 | 国内旅行


京都府・丹後半島「伊根」の街&京都市内「桜」・2008



2年ほど前の丁度、今頃の季節、4月頃、京都の桜を見物しに訪れた。フィル
ムの7,8,9は京都市内で夜桜から始まって次の日の昼間の桜。満開で、一
雨来れば散りそうな風情だった。00から6までは、丹後半島の伊根というとこ
ろ。京都府ではあるが、京都駅から列車に乗り、かなりの時間揺られ、そ
の後、今度はバスを乗り継いでやっと着く。地元の女性が、京都市内からな
ら今は車の方が楽です、と言っていた。
伊根は漁村である。途中、丹後半島の付け根に位置する「天橋立での股のぞ
き」など、一通り観光客のやるべきことをこなし、半島の先の東側にあるその
街へと向かったのであった。風景が珍しい。知る人ぞ知る。
このつづきはまた・・・。

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街・・・

2010-02-23 | 国内旅行







街中を歩いていて、ふと目に入った魚屋・伊豆伊東・feb2010





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酒田・1月2010・part14

2010-02-08 | 国内旅行




山王くらぶ

1F廊下部分


つるし飾り


傘福・つるし飾り








夢二の間・床の間


同上


同上・欄間





欄間











欄間


料亭文化の間・土蔵の扉


庭を望む


2F・欄間


1F受付通路奥から階段の見上げ


大宮駅で下車して・帰路に乗った新幹線
bye-bie




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酒田・1月2010・part13

2010-02-08 | 国内旅行




土門拳記念館

鳥海山(標高2236M)・出羽大橋を渡る





土門拳記念館・外観












中庭



















中庭





エントランス

















建物内部に引き込まれる池の眺め


土門拳・スケッチ


同上


同上





庭・内から外を望む


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酒田・1月2010・part12

2010-02-08 | 国内旅行




中通り界隈

旧鐙(あぶみ)屋・小屋組み


同上・石置杉皮葺屋根と呼ぶらしい。今回は雪塗装仕上げ。


本間家・七社の宮


本間家・エントランス・・・内部は撮影禁止とのことでした。
理由分からず。

山居倉庫

新内橋を渡る





山居倉庫


片持ちはね出しの屋根を支えている。この車両をどかすとどうなるのだろう?
・・・後に分かったことだが特に支えている訳ではなく隙間が開いていた。

上のフォトとは別の場所


倉庫内部・店舗以外の場所はいまだ倉庫
として使われている、とのことだった

山居橋


同上


西側壁面














西側壁面




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