岩瀬浜で、岩瀬カナル会館というのを見つけ、エアコンが利いて涼しいのでそこで一服。
何か相撲取りのような名の日本酒。
富山駅でもらったガイドマップ。
近くに旧家などがあることが分かったので、ぶらぶらと歩くことにした。
歩くのは良かったが、外はとにかく暑かった。駅名に競輪場前というのがあったから、そんなものも近くにあるらしかった。
岩瀬浜というのは海水浴場になっていて泳いでいる人もいたし、夕方の風、涼しい頃を見計らって、
浜辺でエクササイズをしているグループもいた。
こちらは山登りの疲労感が出て、そこで1時間余りもうたた寝してしまったわけだが、
他にすることもないので、しばらく歌など歌っていた。
海風に向かって歌っていると、不思議と頭の中がスッキリとし、気分が良くなった。
とても良い時間だった。
日が暮れて、また市電に乗り富山市内へと帰った。その夜の、11時台の夜行バスに乗らなければ・・・。
ぶらぶらと歩くと、北前船回船問屋森家へ到着。
日本海側を歩くと、北前船の寄港地がいろいろとあって、ここも往時の港町の名残りが垣間見えた。
富山は越中か・・・、ふんどしにも越中の文字が付くけれど・・・、売り薬などもそうか・・・、頭の中に、
越中の言葉が湧いては消えるのだった。
桝田酒造店の前なども観つつ通ったが中まで見る気力湧かず。
ここは、この建物脇の通路を抜けて、コンクリートの長い船着き場へと出たのだった。
日差しと日陰のあるところ、なるべく日陰を縫って歩く。暑くてのぼせ上ったようになりつつ、行くのであった。
富山へ行ったときは、8月の始めだったが、今、早、8月も終わりに近づいた。
空には秋雨前線が居座っていて、九州北部に大雨をもたらしているのがニュースになっている。
六角川というのか、その川からあふれ出た水が引かず、街が浸水している様子がテレビなどで映っている。
主に西日本の日本海側が雨のようで、今夏の剣岳あたりもここ何日かは雨模様のようだ。
山はほかが晴れていても局地的に雨だったりもする・・・。
秋口に入ると少し涼しくなり、晴れの日も多いと思いがちだが、いやいや8月の終わり頃から9月にかけては
雨が降ることが意外と多い。それも長く降る・・・。数年前に行った八海山の時などは、9月に入ってから秋晴れ続く日に気分良く
行こう、と思っていたら見事に思惑は外れ、長雨をやり過ごすうちに大きく1か月余りも後ろへずれ込んで、
10月になってしまったことがあった。
秋晴れ続くのは10月くらいから、ですね・・・。
夏というのは不思議なもので、7月、8月と暑さ増す頃は、少しは涼しい日もないものかと、うだりながら思うものなのだが、
お盆も過ぎて、今時分になり秋の気配が漂い始めると、我がままにも夏日の暑さを惜しむ気分になるのだ。
ずっと夏のような国などにいると、そういった気分にはならないのだろうけれど・・・。