恐い体験というのはいろいろある。人によりけりなので酒を飲みながらの話には最適だったりする。
昨年の末にジンバブエの川でバンジージャンプの事故があった。下のリンクがその映像。よく撮っていたと思うが、ふつうは事故を起こさないだろうし、撮っている方としてはまたとない名地での勇姿を記念撮影、くらいの気持ちだっただろう。本人にとってみればお話や記念撮影どころの話ではなかっただろう。ともかく無事救助されて良かった。足の結びがはずれないまま自力で岸まで泳いだというから、全身にダメージを受けながらも腕だけで泳いだのだろうと思う。かつて、私の遭遇したオーストラリア人は誰もがスポーツ好きだったから、おそらくその女性も泳ぎは得意だったのだろう。自分のこととしてとらえると、そもそもバンジーなどには挑戦しないと思う。最近、山などへ行くと、以前より高所が苦手になってきたようにも思う。進行性高所恐怖症?などというものがあるだろうか。飛び降りる台までは何とか行けそうだがどうやっても後は無理。
動画のlink:http://cnn.com/video/?/video/world/2012/01/08/dnt-woman-survives-bungee-fall.nine-network
分けあってfacebookというものへ登録した。別に分けがあろうがどうだろうが登録して利用したければ楽しく利用すればよいものなのだが・・・。第一に思うことはfacebookというのはなんで登録しないと閲覧することすらできないのか?何か分けでもあるのだろうか、ということである。これはニコニコ動画も同じ。分けが分からない。登録して少しいじってみたが(私の場合、だいたい始めはあれこれと分からないまま、しばらくいじる。)機能が簡潔にいろいろ付いていて使い勝手は悪くなさそうだ。感じとして各機能がマメで小さい感じがする。でもまあ、そこまでは良かったのだが自分の名前で、友人も含め多くの人が検索して見てくれるといいなと思い、自分の名を検索ボックスに入れて試してみたら、同姓同名らしいのだが、変わったことに姓名を2回続けて登録している人がいて、そっちの方を拾ってしまうのである。ごくまともに私の名を入れても私の方は拾わないようなのだ。どうなっているのだ。漢字にした場合も別の同姓同名の人を拾うだけで、私のは一覧に出すらしない。googleでもfacebook内部の検索ボックスでも似たようなものである。名前からの検索で到達できないのだ。これでは、URLでも教えてピンポイントで当たってもらわないと見てくれない。しかしそれだと広がりがない。私の友人は忙しい第一線の人間が多く(?)、そんな面倒な状態では見もしない。実名とは言うけれど同姓同名がいっぱいいる人もいる。facebookは株式に上場したらしいし、良いものなのだろうから少し使いたいと思っているのだが、どうなることやら・・・。使い方を良く知ればクリアできる問題なのだろうか。
私はblogは御覧の通りほとんどgooを使っていて、メール、動画その他はgoogleを使うことが多い。もっと別のものも同時に使ってみたいと思っているし、そのことに何の抵抗もない。ところで以前から不自然に思っていることなのだが、googleでメールを書いているときのことなのだ。本文を長々と書き、さて最後にネームでも入れて、と思ってネームを記入しようとすると、一瞬白いページになり、全文が消えてしまうということがあった。消えないときでもそこで中断が起き、ブラウザー上に残ってないか調べたりしなければならないのだった。こんな不気味なことは私は嫌いである。例によってよく分からないまま、ヘルプというところに訊いたりしたが、肝心のサイトの側が答えるとは限らない多くの人々が見る広場のようなところへ質問が投げ出される形の、そういった最近良くある形のものに載り、あげく、ブラウザがおかしいのでは、ということだった。ブラウザに適切不適切があるような話をされることもあるのである。適切なブラウザーとそうでないブラウザーがログインしてメールを書くがごときで、いろいろとあるということなのか。インターネットに携わる人々は大儲けしているのだし、そんな違いはユーザーのことを考えればとっとと無くしても良いのでないか、と思うのである。とにかく、メール全文がネームを入れようとして消えてしまったときは泣くに泣けなかった。思い出して書くことも2度とできなかったのである。なんということだ。
それから、さきほども、やはり、googleのメールを書いていた時のことだ。文章を書いて、簡単な推敲のため語順などを入れ替えようとした時のことだ。一部切り取って修正をしようとした瞬間、その前後の語がほんの少しではあるが消えてなくなってしまったのである。表現がなかなか難しいけれど、そのとき一瞬パソコンの画面全体がバチンと音を立ててクリックされたかのような感覚があった。語が消え語順も違っていたと思う。思い出しつつ直さなければならなかったのである。これがブラウザ云々だと思えるだろうか。いたずらとは捉えられない。何かの妨害行為ではないかと考えるのが普通だろう。それともメールの仕組みの不具合などとまた漠然としたこととしてかたづけられるのだろうか・・・。
以前から感じていることなのだが、今流行りのクラウドというのは良く機能すればとても素晴らしい仕組みだと思う。もろもろの情報をネット上に置いてプライバシーも完全に保たれて利用できるならこんなに便利なことはない。簡単なところでgoogleのメールサイトなどがそうだ。しかし、これもサイトの側などが(なにもここでgoogleがなどと特定してかつ、かたくなに言っているわけではない)不正を行う気なら、簡単に読み取られ利用されてしまうだろうし、気づかれないまま個人情報を利用し続けるということもやられるかもしれない。サイトの側が無断で閲覧しない、できない、という保証はどこにもない。また仮にサイトの側が不正を働かなくても、そのサイトを疎ましく思う別のサイトが不正を行うことも十分あるだろう。好きに狙った相手だけにということも容易だと思う。そこには差別や敵味方意識も生まれるだろう。最近の私の嫌いな勝ち組負け組という言い方もそんな不自然な情報社会の表れかもしれない。加えてテレビなどでやっている情報産業関係のコマーシャルは耳触りの良いことばかりやっているようだ。情報関係は容易に国境を越えて入ってきている。そして生活の比重のかなりの部分が、ますますそこにかかるようになってきている。情報漏洩だけでなく、サイトを運営する企業によって、多くの人の多くの企業の情報が一気に全削除されるということもあるかもしれない。人々の個人情報の総体が人質に取られるようなものだ。そういったことを危惧する。このようなことをいう私を嘲笑する人が多くいるくらいならまだ安心である。
先日、この国の国民の個人情報をナンバーを付けて中央のコンピューターで一括管理する法案についてテレビでやっていた。若い政治家、官僚などに「危機管理意識不全(こんなことを言っていいものか知らないが・・・)症候群(症候群と付けることにした)」な人間が多くなっているのかもしれない。私など情報関係に携わらない一般人はそんなこと思わずにのほほんとしているし、そうでいられなければおかしいのだが、彼らや情報関係の人々はしっかりしてほしいのである。大丈夫なのだろうな、と念押ししたいのである、あくまでも。
この、ニュースでやっていたことも、利便性だけを見ているととんでもないことになる。そんなことをしていると、一つにまとまったところで、別の剛腕だけを旨とする国などにそれごと持っていかれる。企業人は大企業にいればいるほど、そういったことには鈍感だ。グローバルに、世界を股にかけて、などと褒めそやされていれば、そうもなるだろう。企業など無慈悲なものだ、サラリーマンの悲哀だ、などと酒を飲めばそういったことばかり普段話しているのに・・・。
あれこれと酒の肴の話、杞憂くらいに終わればよいなと思いつつ・・・。