やはり好い風景だ!!!
「花火大会を見に行く」というのはネットでも「スケジュール一覧」が「貼り出される」ようになり、もはや夏の行楽定番アイテムとなった。この一覧というのが昔はなかなか見られなかった。これを作るのが手間のかかることではあるが意外と重要なことだったのである。いわゆる全体のスケジュール表のようなもので、出版社や新聞社などは作って持っていたはずだ。今では誰でも気軽にそれらを閲覧でき、その結果、遠くからその花火大会を見にやってく人々がいるのである。
花火大会に行く、というと「夏の夜の涼しさを満喫」といったイメージだ。ところが、私も花火は好きで何度も見に行っている方なのだが、涼しさを満喫したと思ったことは考えてみると一度もないのである。逆に歳を重ね回を重ねるうちに、だんだんと「暑苦しいものだな」と思うようになって来たのである。もう何か、よさそう、なのである。
夏に花火大会へ行くと、もう見る前から、花火会場につく前から人ごみに押され、何かじっとりと汗ばんでティーシャツなど体にへばりつき、どこへ行けばよりベターなのやらという気持ちと相まって、何か落ち着かず、いろいろ、諸般、諸事情、気持ちが悪いのである。ティーシャツなど着ているからで、和服など、ジンベイなどに着替えて行けばそうでもないのでは?という意見もあるかもしれないが、そういったことではなさそうだ。そう言いつつも女性のゆかた姿は好いなと思って見たりするのだが、あれはまだ涼しそうだ。
そんなこんなで、帰る頃には、汗臭く、早く風呂にでも入って流したい気分になるのである。とても夏の夜、納涼、風流、という感じにならない。そういうことにやっと気が付いたのである。これを歳というかもしれないが、若くして気が付いている風の者もいるようだ。「花火大会はいつも暑苦しい。」