新型コロナ感染症は人間の本質的欲求まで制限されるほど脅威なのか?
ここまで新型コロナ感染症が続くと、以前の日常生活から、第一に感染予防を念頭に置いて何事もスタートす
ることが、すっかり自然と身に付いてしまったようだ。
その代表的なものがマスクで、今や外出時には必須アイテム化している。
街で未着用の人がいると、まるで裸で歩いているように、周りからジロジロ見られる。
私はマスク不要派ではないが、ここまで常識化してしまい、未着用者が同調圧力を受けるところまで来たこと
に戸惑いを感じている。
更に「新型コロナ時代の性的健康」と題してハーバード大の研究者が医療従事者向けにガイダンスを発表して
いる。
当然に、コロナ禍での性行為による感染のリスクが大きいと忠告している。
具体的にセックスをする場合に気をつけるべき点を上げている。
・セックスをする相手を最小限にする
・新型コロナの兆候が続いている相手との行為を避ける
・キスを避ける
・経口感染のリスクを伴う行為は避ける
・マスクをする
・セックスの前後にシャワーを浴びる
・身体を石けんやアルコールによる拭き取りで洗う
米国と日本のセックスに対する考え方が違うとしても、所謂神秘的行為にまで具体的な助言が出された。
ここまで我々の生活の隅々まで影響が出るほど脅威的な感染症なのかと疑いたくなる。
正に、現代の医科学技術を持ってしても、人類は新型コロナ感染症に振り回されている。
しかし感染防止策が、人間としての本質的な欲求にまで制限が及ぶのは、如何なものかと思わざるを得ない。