あきらの稽古日誌~合唱、日本舞踊、ETC

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稽古(姫、泣き崩れる)

2012-01-25 14:20:37 | 日記
今日は、私自身の稽古についてです。(写真はありません)
しんしゃく源氏物語(末摘花の巻)のお姫様の風貌は、「背が高くやせていて、気の毒なほどとげとげしい。」
昨日の稽古には、舞踊家の泉裕紀先生が指導に来てくださいました。
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(場面)
姫が一人でしょんぼり、座っている。(寝殿内の御帳台)
紅葉がはらはらと散ってくる。(照明で、しょんぼりした姫が浮き彫りになる。)
姫、落葉に気づいて、立って下手の角まで出る。
姫が、物思いから泣き崩れるという場面です。
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横すわりでヨヨと泣く女形のしぐさを指導して頂きました。
落葉に気づいた姫が、立って下手の角まで出て見る。
下手角まできたら、一度しゃくりあげる動作。
下を向いて倒れる。(崩れ落ちる)
倒れ方:①左足を前に(内股で)
    ②脚を曲げて沈み込む。(座る時のように)
    ③右足の膝が床に着いたら、横に身を投げ出す。
④尻を横にずらし、左手を床に着けて支える。
    ⑤二回しゃくる。
倒れたら、一度顔を上げてしゃくる。そして、一瞬脱力。
そしてやおら、泣く。
泣く時は、左手先を袖の中に隠して、顔の前にかざす。
泣き声は、「カーアー」(アーの部分を強く、語尾は上昇音)
頭を下げすぎず、やや立てる。顔は客席から微妙に見えている。
肩を後に引かない。(支え手の位置に注意)
    ⑥「カーアー、カーアー、カーアー」と3回、犬の遠吠えのように(?)泣く。
    ⑦顔の向きをしっかりと保つ。(下げすぎない、支え手も奥に引きすぎない)

泉先生の指導は、あくまで細やかで、懇切丁寧です。
ありがとうございます。