あきらの稽古日誌~合唱、日本舞踊、ETC

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「上野」久々の登場

2013-03-25 09:24:52 | 日記
22日の稽古では、約1か月ぶりに私の「上野」が稽古に登場しました。
デレクターのダメをチェックしてみましょう。

場面は、テルの部屋に、二千万円盗難事件の“捜査に来た”上野がてると語り合う。

①最初、てるが上野に盗まれた金を早く取り返して!と迫る場面:
 上野は、軽快に動きながら、テルをからかう。
 イタリア演劇の“カノバッチョ”をイメージしてとディレクターは言われますが、・・・
②そして、てるが金に執着する孤独な老人の心情を吐露する場面:
 ここの上野は、聞き役。
 椅子に座ったままで、細かいしぐさ、表情で“静”の演技。
③上野が次第にてるに共感し、自分自身の過去を重ねて慨嘆する場面:
 次第に上野は、てるにというより独白している雰囲気に変わる。
 だから、声高に言うよりは、トーンを落としてしんみりと語る。
 立って自由に歩き回る。
 ただし、あまりてると交錯する動きは避ける。(対立の構図が崩れる)

このあたりの次第に変化していく上野の心を鮮やかに表現したい。

①の場面:てる「証拠を探すのが警察のしごとでしょ。」
     上野「それが見つからないんだよ。」


②の場面:上野「ハハ『その件については、只今検討中です』ってな。」


③の場面:上野「血迷ったんだろ。金のためだ。」