あきらの稽古日誌~合唱、日本舞踊、ETC

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役を離れてマジに傷つく場面

2014-09-17 18:34:38 | 日記
実の母親タツを引き取り、面倒を見ている洋子の家に、タツの弟 保が滞在していて、ボヤ騒ぎなどトラブルを起こします。
そのあと、長女の洋子とその娘の智美、弟の幸一夫婦、妹の君子などが家族会議中に、田舎から上京した保の息子 英二が登場します。
英二は、洋子に謝り、父 保を説得して田舎に連れ帰ろうとする場面。
洋子と英二、保の長いやり取りのあと、洋子は「待って!おじさんが帰りたくないのなら帰らなくてもいいわよ。」と重要な場面転換の決め台詞を言います。
英二「ちょっと!何言ってるんですか」
そのあと、それまで長い間セリフのなかった幸一が発言
幸一「姉さん、なにいってんだよ。おじさんが帰るって言ってるのに、話まぜかえしてどうするの。」
そのあと、ふたたび洋子・英二のやり取りになり、幸一は長くセリフのない場面になります。
ここの幸一にとっては、たった一言のセリフ、これが洋子に完全に無視される感じなのです。
この場面、私(幸一ではなく、生身の私)には、グサッときます。(せっかく発言したのに・・・)
洋子役のOさん、この場面、幸一には一瞥もしてくれません。
芝居としてはそれでいいと思うのですが、私としてはマジに傷つきます。
これって、私自身が登場人物を生きているってことで、悪いことではないのでしょうね。