稽古納め

今週で日舞と演劇の稽古は、今年最後となりました。
演劇の方は、来年1月18日の講演演目：狂言「濯ぎ川」と戦前の農村を舞台とする演劇「こいこく」の通し稽古が行われました。

久しぶりにディレクター語録を見てみましょう。
最初の「濯ぎ川」の亭主(私の役)について；

出がおとなしすぎる、まるで枯山水のようだ。
動作、語りにエネルギッシュなものが欲しい。
観客への語り掛け、最初はにこやかに、次第に女房達に牛耳られている不満を必死に表情豊かに訴えろ！
愚痴ももっと華やかに、農民の泥臭いにおいを出せ。
全体的に、稽古の間隔があいて忘却が進んだのか、演技がしぼんでしまっている。
あふれる情熱のようなものがまったくなく貧弱なものになって芝居になってない！

5分後に再度繰り返して演じました。
気合を入れた冒頭の私の演技になんと団員の拍手が来ました。
オーやった！！と思いました。