あきらの稽古日誌~合唱、日本舞踊、ETC

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「市長」の性格の変化

2018-04-11 10:05:28 | 日記
ウ~ン、昨日の稽古もダメだったなあ。
朝4時半に起きて9時に稽古場に滑り込み。
やっぱり、歳相応に疲れるのかな。
午前中、出番待ちの時はあくびばかり出て…、ひょっとしたらちょと居眠りもしていたかも。
11時ごろ、やっと「市長」の出番。
なんだこれは!セリフが出てこなくてしどろもどろ…
気ばかり焦って演技はめちゃくちゃだ~
この日もディレクターからきついダメを頂きました。
ごもっとも、すみません…

でも(ここは、まじめなはなし)この日は、「市長」の性格がちょっと変わりました。
ディレクターの指示は、「周りの顰蹙を買うくらいに、“えらそうに”」
「自己満足の極致」から「どうしようもなくえらそうな俗物」に。
この変化は、私の演技がひどかったことも原因かもしれない。
どちらも「市長」の持ち味で、両方の硬軟を絡めて演技するのが理想なんだろうと思う。

公演まであと1ヶ月になりました。
ディレクターは「芝居は、まだ30%くらいの出来だ」と言っています。

スタッフの方々も集まって頂いて本格的な稽古です。「眠りネズミ」が登場した場面。

笑いを誘うには?

2018-04-07 15:05:22 | 日記
この日は演出助手のMさんが今期初めてロゼに来てくれました。
ディレクターとの名コンビ、いよいよ稽古にも熱が入ってきました。

ディレクターのダメ;
まず、私に対するダメは、
「市長」の演技は前回のダメが生かされてよくなっている。
だが、もっとやれるはず。
今の出来はまだ50%くらいだ。
観客に“どうしようもない存在”として受け止められるには更に努力が必要

みんなの演技については;
一番の問題は、『自分たちが楽しんでいない』ということ、自分たちが楽しんでこそ観客の反応がいいものになる。
今のみんなの演技は、セリフを言うのが精一杯でまだ自分が楽しめるレベルに達していない。
子どもたちの感覚で「楽しい!」と思えるように演じなければならない。
セリフを理屈っぽくしゃべっているだけではちっとも楽しさが生まれてこない。
今回の芝居はそういう意味で新たなチャレンジなのだ。
理屈でなく感覚だ
この芝居に出てくるものは全てナンセンスだ。
だから、そこに意味を持たせて説明的に演じてもだめなんだ。
演出助手のMさんも「この芝居はむつかしい。ひとつ間違うととんでもないことになりそうな恐ろしさを感じる」と。
さて、チャレンジャーはこの芝居で観客席の笑いを誘うことができるのか?

ロゼの桜はまだきれいだが…

ディレクターはお休み

2018-04-04 09:39:32 | 日記
今月、私は劇団の稽古日にフル出場です。
つまり、従来の週一(金曜日だけ)から週二日(火曜と金曜)になります。
この日はディレクターがお休み、理由は運営委員の人たちも知らないようでした。
でも照明・音響・舞台監督などを担当されるYさんが来てくれました。
オープニング、フィナーレや主要人物の登場など音楽が絡む部分の役者の動きの稽古が行われました。
午後からはダンスの振り付けを担当されるSさんが来られました。
「アリス」や特別出演の子役たちの登場する場面の下見をされました。

通し稽古の役者の演技は、ディレクターがいない分リラックスムード。
これは良いようでもあり、だらけているようでもあり…
いつもは見られない面白い場面;
「ここの演技、ディレクターはこういったけど、こっちの方がよくない?」
それから色々な人が発言するが…結局「次回、ディレクターに聞いてみましょう」
仲間同士でダメをだされてけんか腰に…なんて場面も…

たまにはディレクターのいない稽古もいいかな。


進化が期待される「市長」

2018-04-02 09:15:31 | 日記
3月最古の稽古、これから私の「市長」役の演技が劇的に変わる(ハズ?)。

ディレクターのダメ;
威張って胸張って、腹を突き出して動くのが基本。
押し出しを強く、びくともしないくらいの自信家である。
自己満足の極致にいて、それがどんどん増殖していく、そのどうしようもない嬉しそうな様をあらわす。
まわりの皆が軽蔑すればするほどそれが逆に本人の喜びとなる、そのどうしようもない喜び方が出てくると面白い。
軽蔑されて見られた ⇒ それが喜びに変わる、その過程を顔の表情などで演技する。
どうしようもない自己満足の肥大化したものが出てくると面白い。
そして怒る所は突然狂ったように怒り出す。

台詞通りに演技しようとしているが、そうじゃなくて「いい気持になっている」ということが現れればそれだけでいい。一つ一つのセリフにいちいち演技をつけると、それがかえって邪魔になる
台詞の意味よりも自己満足に浸って「ウワハハ、エヘヘ、アハハハ、~~」と言っているだけでいい。
そこまでもっていく!
細かい芝居はいらない!
ただそれだけ!

それから、台詞の最後の方の音が細くなるのをなおせ、語尾を聞かせて豪快さを出す。


稽古中に共演中のOさんの声;
「市長に罵声を浴びせるところ、市長が上品すぎて(つまり、市長の雰囲気が出ていないので)うまく感情が出せない」
ウ~ン、なかなかむつかしい…

稽古風景
帽子屋さんの帽子に”in this style 1016” 「不思議の国のアリス」の原本にこうなっているそうです。