もしも地球が一つの巨大な生物だったら
いつも頭の中がおめでたい私はそんな風に考えたりする。
もしも地球が巨大な生物だとしたら、その体の上で人間は一体何をしている事になるんだろう?
地球は、内核、外核、マントル、地殻と人が勝手に予測して名付けた物質で構成され、それらが臓器に当り、水は血液、木々という体毛に覆われていて、動物達はそのバランスを保つ皮膚の常在菌として生きているようなイメージが私にはあった。
でも人間がそんな常在菌の一つとしてうまくバランスが取れていたのは大分昔の話で、今となってはバランスが崩れ、きっと地球は今、見るも無残な皮膚炎に侵されている状態だろう。
本当は皮脂や垢や汗などを分解して皮膚を清潔にしてくれたり、保湿成分を生成したり、ばい菌から皮膚を守るバリアのような働きをしたり、とても大切な皮膚常在菌ですが、善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れると肌の大きなダメージにつながってしまう。
今地球の表面に大きなダメージが見られるということは、どこかでバランスが崩れているということにとても似ている。
人間の場合、極度に殺菌や消毒にこだわると、皮膚常在菌が死に肌が弱酸性を保てなくなり、肌荒れを起したりする。
では地球はどうだろう?
私達がここから消えても、地球上は肌荒れをを起すばかりか、きっと自然に肌に潤いを取り戻すことが想像出来てしまう。
そうすると、私達は残念だけど地球にとって大切な常在菌ではなくなってしまったようだ。
一体何に変わったのかといえば、思い浮かぶのはただ一つ
外敵
以前は必要とされていただろうに、いつから外敵と判断するのが適正だと感じるようになったんだろう。
なんとなく似ているんですよ
自己免疫疾患
それに似ている。
昔は正常に働いていた機能も、今となっては薬で静止させていたいと私が思うように、地球も人に対してそう思っているのかも知れない。
私は自己抗体との共存しか選ぶ道が無かったが、この星も今はきっと同じ気持ちなのでしょうね(-_-;)