青空に白い月

ゆったりゆるりと生きましょ~よ

桜の花が咲く時に

2008-04-13 21:14:00 | 日記・エッセイ・コラム

ポカポカ陽気で体調もいい感じ。

そろそろ桜がチラホラ咲き始め、思い出すのは花見かな。

今も花は見るけれど、花見と称して飲み食いするのが私の記憶にある花見。

とはいっても、会社や仕事の関係で行く花見はほとんど記憶に残っていない。

良く覚えているのは、近所の川の淵に沿って咲く桜の気の下で、子供の頃に町内会でやっていた花見。

各家族でそこにシートを敷いて、私なんかは花より団子ではあったけど、記憶にはよく残っている。

思えば私が小学生の頃は、まーよくよく町内会の行事や子ども会の行事があったもんだ。

花見、盆踊り、運動会、七夕、絵灯篭、サイクリング

そんな行事が毎年行われていて、どれも楽しみだった。

そう考えると今は全くそういう行事が見られない。

私が知らないだけかと思ったが、どうも無いらしい。

そこでつながってくるのは、

今の子供は可愛そうだよな

っていう考えだけど、そうしたのは私達の世代であるように感じる。

私が子供の頃、私の両親の世代はそういう年中行事や、交流できるような行事に積極的だったように思う。

でも今は、個人が大事であるような風潮が強く、その流れに乗るように大人も消極的。

そんな事に時間を裂くのが勿体無いという印象もある

寝ている時間が勿体無いと感じるか、得にもならない行事に時間を費やすのが勿体無いと感じるか

私の両親の世代は前者であったのだと強く思う。

だからあんなに楽しい花見の記憶が私にはある。

何年か前、その桜並木のある川は拡張工事をして、桜の木は一本も無くなった。

ちょっと寂しく思ったが、拡張工事が終わって間もない去年、川幅が広がったにもかかわらず、局地的な大雨で一気に危険水位まで上昇した。

何十年も氾濫したことがない川だったが、今までの川幅であれば多分氾濫していたと思う。

その大雨で上昇した川を見たとき、私が一番最初に思い出したのは、あの桜の木だった。

とても複雑な心境だが、あの桜並木は私の記憶の中に生きている。

桜吹雪の舞う中で

コメント (2)
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