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「首相経験者」に上海の大学生の声を伝えたい

2005-06-02 17:10:37 | 教科書・日中問題

こちらのニュースを見てまたか、と思った。

首相経験者五人が衆議院議長公邸で会談したというが、それ以外の二人の首相経験者とは議長は電話で話したらしい。羽田氏とは別に会っているようだ。

結局この国には計8人の首相経験者が生きているということ自体が驚きである。

しかもどうやらみな小泉総理に靖国参拝に関して異口同音に慎重な姿勢を求めているようだ。

長生き自体は決して悪いことではないのだが、短命政権はやはり恥ずかしいことだろう。

たとえば羽田元総理はなんと在任58日間という戦後2番目の短命政権であった。

極論すれば中曽根さんと小泉さん以外はみな短命政権ということになるかと思う。

もちろん小渕さんのように文字通り命を犠牲にしてしまった方もおられるので、こうした表現自体あまり好ましいものではないが、たとえばたしか「政治改革」を標榜しながらあれだけのスキャンダルで首相の座を追われた細川元総理などはラジオ番組をやったりしてるようだが、こちらが恥ずかしくなってしまう。

要するに「首相」とか「元総理」という肩書きはそれほど威厳のあるものではなくなったということは今に始まったことではないのだろうが、なんとも情けない感じがしてしまう。

「元総理」の孫や親戚はその人の在任中のことはまったく知らず、ニュースサイトの記事もどんどん削除されてゆくのであまりその人の政治家としての実態はしらずにすむだろう。

中には所属する政党を台無しにして総理になった人もいる。

総理を辞めたあと政党を転々とするものもいる。

そういうこともすこしも恥ずかしいと思わず首相公邸の完成のお披露目のような席にでたり、首相経験者同士で集まってさも「首相経験者」の意見が正しいかのごときパフォーマンス?をしてみたり。。。

そういうことをしてこの人たちは本当に恥ずかしくないのだろうか。

今回は小泉首相の靖国神社参拝に関して慎重な姿勢を求めているようだが、たとえば橋本氏や森氏には特にそういう主張はしてほしくなかった。

たしかにいろいろ国際政治の局面を考えるべきときはあるだろうが、国として、あるいは個人の信条としていついかなるときでも守るべきものというのはあるのではないか?

むしろ政治の駆け引きで自らの信条を変えている人間は本当に物事の道理が分かる人間から見たらまったく信頼のできない価値のない人に映るのではないか。

今朝方ICQのメッセで上海の大学生を名乗る人がわたしに話しかけてきた。

その方は中国の反日デモは政府のプロパガンダに洗脳されたものであることをつたない英語で私に訴えてきた。

そして日本が好きで、日本に学ぶべきことがあるとまで言ってくださった。

その方が中国の方であることは、最後の再見の文字などでほぼ明らかだ。

誰の意見だから、何人の意見だからと言うのではなく、分かる人は分かるのではないか。

ちなみにその方は祖父の方を日中戦争で亡くされているそうだ。


私は中国の政治家のプロパガンダもけしからぬと思ったが日本の首相経験者もそれにまけないぐらいひどいものかも知れぬと思うにいたっている。

書くのを忘れていたが、河野さんといえば自民党総裁になりながら総理になれなかった珍しい人であった。




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