町村外相は日本が国連の常任理事国入りに失敗した場合、「世論」が国連の分担金を払うことに異を唱えるようになると言うことを述べたそうですが、もうすでに
国連分担金やODAのあり方をめぐっては国民で怒ってる人はたくさんいます。
これはわたしの意見ですが、常任理事国入りなどできなくていいから減らせるものなら国連分担金も、ODAも大幅削減すべきでしょう。
さらにこれはわたしの感覚ですが、政治家の皆さんは国連に対する国民の失望、むしろその威厳やその能力にたいする「見極め」をにぶらせるために「国連常任理事国入り」を目指しているのと違いますか?
国連の常任理事国入りを目指して日本は国連が決める分担金やODAをきちんきちんと払ってきたのでしょか?
自分にはそうは思えません。
むしろ「国連常任理事国入り」は最近になっていろいろな人たちが言い出したことではないでしょうか。
本当は日本が莫大なODAや国連分担金を払っていることはおかしい、中国やロシアがいくら分担金を払っているのか考えてみよといった主張があるのを日本の政府は国連分担金やODAに関する議論を封印するために「国連常任理事国入り」を主張しだしたということではないでしょうか。
そして運良く国連常任理事国入りできたあかつきにはこれだけの地位を国連で占めているのだから、応分の負担は当然であるということで、国連分担金やODAに関する議論はますますできなくなるでしょう。
そもそもなんで、常任理事国入りできなかった場合に関して「世論」ということを持ち出すのか、わたしには分かりません。
自分では言いにくいことを言うとき世論を自分の都合のいいように持ち出すのは政治家として最低です。
自分の意見があるなら、自分の意見として言うべきでしょう。
政治家や外務省の職員や国連で働く日本人のみえだけでなく(ODAに関してはもうすでにどういう性格のものかここではあえて書きませんが)日本人全体のことを考えて外交をしてもらいたいものです。