この時期は、やはり「筍」。筍を食べないと死んでしまう(死んじまえ!という世間の声は完全無視して、しぶとく生きるのだが)と思っているのだが、越前町の筍の産地のあの社長は60歳で死んじゃったし、高級筍は手に入る術がないし、買えば、取り立てより古いくせに値段は高い。
そこで、自宅より15秒の他人の竹林で2、3本小さいのを掘ってきて、4日ほど前に初物を頂いた。料理は煮浸しが一番。ずっと食べていられるのだが、そうもいかん。今朝は、自宅から30秒の別の山肌の急な竹林(もちろん、隣集落の他人の山)に行ってみたが、1本だけで、全くない。筍の裏年と言われているが、それにしても妙だ。
日当たりが悪いので、少し、時期が早いのか? ただ、誰かが1、2本、掘った跡がある。誰だろう? 盗人猛々しく詮索、推測する。山主のボケじーさんと私は特別な友好関係があったので、我が集落にある竹山など「ただで、もらってやっても良いよ」などと、頭のしっかりした頃に言い合った仲。婿養子が山にくることなど、考えられないが、詳細はわからない。
筍が出ていれば「猪がシャベル持って、掘って行ったに違いない!」と頂いておくことにしようと見に行ったのだが、なければ仕方がない。地元悪友にでも声をかけて、「筍くれ!」と言っておこう。
電話した! 「今年は、まだ、出てえん!今日、見に行ったがまだや」「さよか」