雨マークのまま、驚くほど「雨が降らない!」。午前6時半に大粒の雨が降り始め、しかも風が強い。雨風だから、こりゃ、困ったなあ、と準備したのだが、いざ午前7時に出かける頃は、雨が止んでいる。
隣集落の集合場所では、もう一つの5年生「もこちゃん」が班長のところでは、弟の1年生が、幼稚園児のとき、風で傘とともに吹き飛ばされた経験がトラウマになっているので、傘をさして集団登校するのが嫌だと愚図るので、お母さんが見守る中、背の高い、若いお父さんが同行することになった。
面倒くさけりゃ、車で連れて行ってしまったところだろうが、親が歩いてついていくというのは、きっと、私の影響かもしれない。今後を考えると、男の子だし、雨風の時でも、集団登校で一人で学校にいける自信をつけるのは大事なことだ。
おかしなもので、案ずるより産むが安し、というか、途中全く降らなかったし、風もなく、何度か、1年生の男の子は振り返って、お父さんがついてきているのを確認していたが、「なんのためについてきたのかなあ」と苦笑しながら呟いて、彼は学区近くにお母さんが車で迎えにきたので、帰って行った。
それぞれの家庭に、それぞれの日々が流れていく。老人は帰り道、自転車でスイスイ走れるのを喜ぶ。しかし、「降らねえなあ」!