長崎市の住吉郵便局の元局長が、特別枠の高利回り預金があるからと、長年に渡って、10億円ほども預金者の金を騙し取っていたらしい。まあ、早い話が「私設貯金」郵便局を運営していて、他人の金を預かって、好き放題使っていたわけだ。もちろん、たまに、解約したい人がいれば、それなりに払い戻しているから、バレない。多くの人は、とりあえず、使い道がないので、「預けて」いるつもりでいる。そんなのは、バンバン、自由に使い込む。次々騙していて、お金が回っていれば、際限なく大きくできる。
まあ、その大きなのが、昔の石川銀行のようなもので、頭取は預金は全部「自分の自由にできる金」だと思い込んでいたのだから、似たり寄ったりの詐欺事件。共に、預金の被害者には郵便局や預金保険機構が補填するのだから、実害はない。その辺りが、一般的な投資詐欺事件などと大きな違いだ。もっとも、石川銀行は、増資株引き受けという「投資詐欺」を働いたので、その分に関して、約3600名、330億円ほどは、ババを掴んだ出資者がいた。
貴重な預金は、紙屑になって、金融の仕組みの闇に消えてしまった。「自己責任」らしい。
もちろん、約400名ほどの私を信じた(かどうかは、別にして)被害者集団だけは、40億円の出資金に20億円ほどの利息を上乗せして、返してもらった。
なんとも、10億円とは立派な数字。愛すべき元郵便局長だが、住吉郵便局といえば、長崎の友人の一人の会社の近くじゃないか? 彼も被害にあった可能性がありそうだな。結果的に、実害は出ないだろうが............。
このところ、畑仕事だけでは食費を賄えないので、児童クラブのお手伝いに通い始めたワイフ。