25黄釈子 Blog 「My Days」by Oldman+2(吉住)

コロナ予防接種0回、30年間健康診断0回の後期高齢+1、元原告団長の下り坂人生、日々の戯言。KindleWriter。

夜道を走るバス

2021年04月24日 | 日記

ハリーボッシュの登場する小説に確か、挿絵としてエドワード・ホッパーの夜の街角にガラス張りのコーヒーショップの絵があった。都会の夜の、何とも言えず、静かな孤独を漂わせている。

映画「イコライザー1」に登場する、まさにあの終夜営業のレストランがそれだ。あの夜の店を外から見る映像が、なぜかたまらなく大好きなのだが、私の部屋の窓から見える真っ暗な県道を、昨夜9時少し前に、ガラガラの郊外バスがゆっくり通り過ぎた。行き交う車もなく、街灯も全くないので、暗闇をガラス張りの、内部が明るい丸見えの箱が、横に移動していく。

似ていると言うか、まさにこれだ、これだと思った一瞬。NYでなくても、北陸田舎の片隅でも、現代人の孤独を表す画題に苦労はない。最終バスに乗って、郊外の団地の住宅に帰宅する共働き夫婦の女性がいたとしたら、その姿がガラス越しに見える絵は、なかなかいい。

マイホームやマイカーなど、ローンと税金の塊を追い求める時代の現代は、実につまらない社会。その社会を根底から揺さぶり続けているのが、新型コロナの感染拡大。ゴールデンウイークを控えて、短期間に感染拡大を押さえ込もう、などと日本の間抜けなドンが口にしているが、それはあくまで、懐勘定から出ている言葉。

ウイルスは、そんな言葉を嘲笑うが如く、日々成長し、強力になっていく。変異株が更なる変異を繰り返す、まさに悪魔のようだ。フランスの親玉が、日々の感染者数が4万人から3万人に減ったので、規制を緩めると公表しているが、あまりに強い規制に身動きが取れなくなっただけに過ぎない。


絶品、おり菜の塩漬け

2021年04月24日 | 気象

2021年4月24日(土曜日):[  10c/23c/10%  67.20Kg89.88Feeling 137-83 ]{ getup0515 } 曇りのちはれ

化学調味料をたっぷり放り込んだ市販の「野沢菜漬け」が周回遅れで嫉妬するほど、絶品の「オリ菜の薄塩漬」を家人が作った!新鮮な緑色といい、シャキシャキの歯応えといい、少し醤油と味の素を振りかけて、熱々のご飯で食べ出したら、もう、他には何もいらない。

これほど、おり菜が美味しいとは! 想像を絶する。塩の塩梅も良かったのだろうし、漬ける前に一工夫のもみ洗いと硬めの茎を軽く叩いておくなどもうまく噛み合ったのだろうが、筆舌に尽くし難い。外食など二度と不要だと思わせるほど、実に美味しい。

そこで、それを細かく刻んで、混ぜご飯にした。昨夕は、いつの夕食時のご飯は茶碗一杯と決めているのだが、思わず二杯半も食べてしまった。それでいて、真夜中には「空腹」。

オリ菜や小松菜の煮浸しも、それぞれ我が畑でとれた野菜で、それなりに美味しく食べてきたが、この塩漬けはダントツ金メダル。

今朝は曇っている。カラカラ大地に雨でも降ってくれればいいのだが、どうも、そうは問屋が卸さない。暑い日になる前兆のようだ。