ドルフィンベルベット

高齢馬のケアと徒然日記

切り乾草

2023年09月03日 19時21分30秒 | 高齢馬のケア

今日は衝撃的な出来事がありました。
朝、お散歩を終えて一旦戻ると、クー太郎の切り乾草がおが粉の上に置いてありました。
今月から入られた新しいスタッフが、事情を知らずに置いたのです。
というか、切り乾草をおが粉の上に置くものなのか?と疑問にはなりますが、クラブに来て何も教えて貰っていなかったようです。

昨日の朝は、クー太郎は(一昨日夜の)乾草を完食していました。
そして、午前中に、乾草の飼い桶が空になっていました。
朝の分を完食したのだと思い、Hさんと大喜びしていました。
「きっと調子がいいんだね」と。

私は9時からチャンさんでレッスン。
その時に、クー太郎が顔を出して啼いていました。

話は今日に戻って、新しいスタッフに「もしかして、昨日の朝も下に置きましたか?」と聞くと、「はい」と。
目の前が真っ暗になりました。
土曜日に運動から戻ったときは、すでに朝の厩舎掃除が終わっていて、下に置かれた切り乾草は残っていませんでした。

あのとき、クー太郎は乾草が入っていないと、啼いて知らせていたのです。
クー太郎に乗りながら、クー太郎に謝りました。
涙が出てきました。

そのスタッフには、その後、クー太郎について簡単に説明しました。
まず、牡馬であること。
30歳ということ。
牝馬には反応しないけれど、牝馬が反応する可能性があること。
下顎を折って手術していて、奥歯がなくなり、切り乾草をさらに細かくしていること。
朝残っている飼いは捨てて新しい飼いを入れていること。
蹄葉炎があってお掃除のときは尿も毎日取ってもらっていること、などなど。

この週末、競技会で2人スタッフが不在です。
その間に残った2人のスタッフも大忙し。
そこに新しいスタッフが来て、担当のHさんもそれどころではないのでしょう。

これは個人の問題ではなく、クラブの体制の問題と思います。
新しいスタッフには、簡単で良いので1頭1頭の馬についてオリエンテーションすべきと思います。
持病を持っている馬、疝痛になりやすい馬、など。
そういう体制が整っていれば、新しく入るひとも不要なミスなく働けると思います。

ワンマン経営が多い乗馬クラブでそいういう理論が理解されるかは不明ですが…
担当のHさんだけが責められることは本位ではありません。





今日は獣医K先生が来られていて、クー太郎はクッシングではないと思う、とのことでした。
安心しました。

細かくした切り乾草を見て、「元の切り乾草と変わらないように見えるけど…」と言われましたが、乾草を握り比べてみて、細かくしたほうが「フワッとしてるねー」と。
口当たりもソフトになっているのだと思います。

切り乾草を残すので、粉にするのはどうかと相談すると、良いボロが出ているし、切り乾草が少しでも食べられているのであればそのほうが良いとのことでした。

切り乾草の粉砕作業は毎週末2-3時間かけています。
それでも、クー太郎が食べてくれれば本望です。
これからも作業頑張ります!

コメント (2)
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