大切なのは観察・・・見ること

　花が上手く育たない、どうしたらいい？という質問に私はまず「みること」、と答えます。
　観察することです。しおれていたら水をやる、生育の様子を見ながら肥料をやる、などまずは毎日花を見る、畑に足を運ぶ、これが基本の基本です。

　金魚も泳ぎ方、体の艶など観察していれば早く水質の悪化に気付いたり病気に気付いたりできます。

　猫たちも、猫たちの様子、トイレの糞尿の様子、エサの食べ具合などで健康チェックします。

　これは、人間も同じ。
子育てで私が口を酸っぱくして人に言うのは「まず見ること」です。

　放任や自然に任すは絶対にうまくいきません。うまくいっている人が放任といってても本当に放任してはいないはずです。子供の保育園や学校行事に参加し子供たちの様子をみていることがわかるだけでも子供は親が自分をしっかりみていてくれると感じるはずですし、学校行事などにいくことによって家とは違う子供の姿を見ることができるでしょう。わが子も家では何にもしゃべらず心配していましたが学校ではいい友達に恵まれていたようなので安心したこともあります。

　類は友を呼ぶといったように友達を見れば我が子が大体わかります。そういった意味でも、子供を見るということがとても大切になってきます。

　子供が子供でいてくれる時間は長い人生のほんの一瞬です。親としてその間子供とどう接して子供に何を伝えられるか、とても難しいことですが、見るという一番簡単なことが一番大事だと思います。

　あとは、親自身がしっかりした生き方をする。これが子供のためには一番だと思います。