雨飾りファームだより

日本百名山の雨飾山の麓から猫と金魚と農業と、田舎暮らしの日常を綴るブログ

こどもの教育格差

2014-11-06 16:17:14 | 日記
 田舎の中でも複式学級があるような中山間地域の子供たちに地域の知的人材を活用して市街地との学力格差を無くすことは出来ないかという。

 とてもいいことだと思います。都会から移住してくる若い世代にはそういった教育環境も重要な課題です。そこに格差があってはいけないのです。一番心配なことは、小さな学校で井の中の蛙になってしまうことです。

 エライ人がいくら学力だけで人を判断してはいけないと言ったとしても、ではその知識人の方々のご子息はというと、大概は立派な大学を出ているものです。人のことだから気楽にそんな発言が出来るんです。

 実際、自分の子供が世の中に出てから苦労させたくないという親心が子供の高学歴志向に繋がっていることは否めないでしょう。

 ただ、意味が正しいかわかりませんが、

地方のマイルドヤンキーと言われる世代(ほとんどが地元の実業高校を卒業している)は、現状に満足していることも確かです。多くを望まない、無理をしない、地元でそれなりの暮らしを楽しむ、子供も地元の実業高校を出て市内の中小企業でそこそこの給料をもらえる仕事につければ良しとするような

 そういう世代がこの地域の将来を担っていくわけです。それがどういったことか…。

 もちろん、そういった人たちがみんなそうとは限らないのですが、

 現状を把握しないと地域づくりは難しいというのも事実です。

 では、自分の子供は地元に帰さないのか…

 地元はこんな現状です。正直いつかここに帰ってきて欲しいと思っています。そのために大学まで出したんです。家にではなく地域に「知」を還元して欲しいと思っています。でも、それにはまだまだ未熟ですし、ここにいてもそれらスキルを身に付ける環境がありません。しばらく外でいろんなことを身に付けて一人前になってくれればここを救える人材になってくれるのではないかと密かに期待しているのです。なかなか、厳しい環境で仕事をしているようですが、うちのダンナも若い頃は厳しい環境で仕事をしていたのでそこは仕方ないと思っています。今の生活があるのはその時頑張ったからだと思ってます。若いときにどれだけ頑張れるか、そしていかに早く会社の大黒柱になれるか、それが将来を左右する気がします。

 今のわたしの「今」があるのも正直私は若いころから常に「地域」のことを考えてきたからだと思ってます。「家」のことより「地域」のことです。私にはふつうのことだったのですが、普通の人には普通じゃないみたいです。

 「家」を顧みないでなんで子育てが出来たのかとよく言われますが、子育ても実は頑張ったんです。2人の子供と競技スキーに取り組み、父親が仕事でいけないことがほとんどだったとき、泣く泣く引率してたんです。それでも子供達には私に「夢」と「希望」を与えてくれたことに今でも感謝してます。

 勝てなくて泣くことも多かったですが、本当にいい時間でした。

 地方の片田舎であってももっと子供たちに学力向上に向けて夢と希望を持って頑張ってもらいたいとおもいます。

 親としてそれがいかに大切なことか気付いてもらいたいと思ってます。