雨飾りファームだより

日本百名山の雨飾山の麓から猫と金魚と農業と、田舎暮らしの日常を綴るブログ

共感を得る。

2015-11-30 07:10:36 | 日記
 以前、テレビドラマがちっとも面白くないと言いましたが、

 この秋は3つのドラマをみています。

 1つは「コウノドリ」

 産婦人科を舞台に生まれ来る1つの命を取り巻く様々な問題提起を含めた人生模様が見る人の心に訴えてくるいいドラマだと思います。時折、入るピアノ曲も素敵です。

 毎日のように小さな命が心無い大人によって失われる事件が後を絶ちません。命とは何か、一つの命がこの世に生を受けるとはどういうことなのか、

 このドラマはそんな思い届けてくれるドラマです。毎回楽しみにしています。


 そして、もう一つは「下町ロケット」

 これはヒットドラマの王道って感じですけど、単純に面白いです。弱者が強者に勝つという構図はやはり見ていて気持ちいいものです。

 弱者が逆境になればなるほど視聴者を釘づけにします。ここからどうやって大逆転するのかな~っていう単純なのだけれど見たいという気持ちにさせてくれるドラマです。なるほど、視聴率が高いのも頷けます。

 3つめは「あさが来た」

 これは説明不要かな。

 やはり、面白いドラマは面白いんです。

 面白いドラマって今の世の中の人が共感するドラマってことです。

 世の中の若者が恋愛しない時代に、トレンディドラマ張りの恋愛ドラマなんて視聴者に支持されなくて当たり前。現代は恋愛に昔ほどの障害がなく好きだの嫌いだの、あ~勝手にすれば~、人の恋愛なんてどうでもいいや~と視聴者に見放されてしまいます。そういうドラマを作りたければもはやその時代を過去として捉えたドラマならば可能性はあるかもしれませんね。

 時代の先端をいくはずのテレビが時代についていっていないというのはどうなんでしょうね。若い人たちが東京に憧れない時代にいつまでも東京中心のドラマが支持されるはずがありません。地方を知らない人が地方を描くドラマもイマイチ、リアリティに欠けています。

 時代を読み、共感を得られるドラマを作れればテレビはまだまだ面白くなるはずです。