雨飾りファームだより

日本百名山の雨飾山の麓から猫と金魚と農業と、田舎暮らしの日常を綴るブログ

食と農。

2016-09-06 21:10:20 | 日記
 最近の若い世代は「食と農」にあまり関心がないのでしょうか。とくに「農」。

 私の周りでも、世代交代して、田んぼや畑をやめてしまう家が多いです。

 とても残念なことです。田舎暮らしの魅力は、何といっても「農」だと思います。

 先祖代々から受け継がれてきた農地。この農地さえあれば、生きていける、という感覚は今やありません。

 現代社会は、お金があれば、食べていけます。(むしろ無ければ生きていけません。)

 でも、果たしてそれでいいのでしょうか。土があれば、いろんな食物を自分の手で育てることができるのです。こんな素晴らしいことをしないなんて。どんなにお金があってもお金は食べられません。私たちは何か大切なものを失いそうになっています。

 自分で食物を作るのは本当に素晴らしいことだと思っています。

 先祖代々守られてきたこの土地では、米をはじめ、いろんな野菜が、採れます。「根知村歌」の一節に「いくよの父祖の恵みかな」とあります。この土地に特に産業も発達せず、何もなかったのは、昔から食うに困らない地域だったからなのでしょう。

 冬の雪は大変です。でもそれは考えよう一つで、雪を楽しむことや、利用することも出来ます。この地に移住してきて、夏は農地の維持管理、冬は雪の始末なんてのを仕事にしたっていいと思います。

 ちなみに私は、今年、もらった梅で、す~っぱい昔ながらの梅干を作ったり、5本ほど植えてあるブルーベリーの実を摘んでお手製ジャムを作ったり、たくさん採れたみょうがで酢漬けを作ったり、田舎でのんびりとはほど遠い日々ですが、とっても充実して楽しい日々を送っています。



砂糖とブルーベリーだけで作るジャムはまさに至福の味です!




みょうがなんていくらでも採れるのでこうやって保存食にします。

 いつか、移住女子が来たら、地元の人が無関心なお宝活用を教えてあげたいな~と思います。

 っていうか、今、ここにいる女子にもお宝を知ってもらわねば~とも思いますね。