雨飾りファームだより

日本百名山の雨飾山の麓から猫と金魚と農業と、田舎暮らしの日常を綴るブログ

いつかやろう。

2017-01-08 08:22:08 | 日記
 この冬休みは、雪も無く、穏やかな日が続いています。

 来週は、本格的な冬になるようですが、ここまで来ると雪に対して少し気がラクになります。不思議なもので、雪は、終わりが決まっています。3月の声を聞けばもう雪に対する不安は無くなります。4月に雪が残ることはほとんど無いからです。

 そういった意味では、今年も雪が遅く、その分穏やかな日が続いていて雪に対する気持ちがラクになっています。

 一方、雪の恩恵を受ける業者や、スキー関係者はやきもきしています。

 私たちは、こういう自然の微妙なバランスの中で悲喜交々な日々を過ごしているということを感じます。

 東京一極集中が依然として続く中、コンクリートの建物の中で過ごしているこの国のリーダーたちは、一体この国をどういう方向に引っ張っていくのでしょうか。

 最近、高齢者の定義は75歳と言われ始めました。そして、それに向けて死ぬまで働ける環境を作っていくようです。

 コンクリートの中の人たちは、お金しか、生きる術を知らないようです。

 
 私は、子育てが終わったら自分の自由に生きたいとずっと思ってきました。ガツガツ働くなんて考えても来なかったんです。どのみちいつかあの世にいくんですから、この世で思い残すことが無いように生きたいと思っているのです。

 それをさせない社会って何だろうと思ってしまいます。

 仕事柄高齢者の方々とのお付き合いが多いのですが、多くの方が70歳過ぎるといろんな気力が落ちてきます。それは、人生の終わりが見えて来るからなんだろうと思います。長期の計画が立てられない、夢を追えない、健康問題が生じてくる、などです。田舎では、いろんな地域の役を受けて欲しい年代なのですが、その年代の方々の実情を聞くと納得します。75歳過ぎると、仕事どころか健康を維持するのがやっとになってきます。

 もし、人生でやりたいことがあるのならば70歳までにやらないとと思っています。

 昔の様に「家」が中心だったころは、自由が利かなかったかもしれませんが、「家」そのものもそうだし、「墓」、「仏壇」、「田畑」から「犬猫」
まで当たり前のように次世代が受け継いでくれたのですが、今はその後始末まで自分でしなければいけない世の中になっています。安心して死ぬこともままならない時代です。

 そうなると、今からすこしづつ、そういってことも準備しなければならないのです。

 いつかやろうでいいのか、そう思うと、いろんなことに前向きになれない世の中だな~と感じます。