雨飾りファームだより

日本百名山の雨飾山の麓から猫と金魚と農業と、田舎暮らしの日常を綴るブログ

雪国の暮らし方。

2017-01-26 00:57:10 | 日記
 昨日までの大雪で、この谷もすっかりいつもの冬景色になりました。
 息子とダンナで作業所と、小屋根の雪下ろしをしてもらいました。こういう時って息子がいると頼れます。ま~、まだまだ積極的にやってくれるわけではないですが、経験は大切だし、何より雪国で生きる覚悟も必要です。

 ただ、雪国にいても本当に大変なのは1月中旬から2月中旬の一月ほどです。それも毎日寒波に襲われているわけでもないのでなんとかやり過ごせるのです。

 じゃ、何が嫌なのかと…。

 毎日、通勤するための除雪か…。

 とりあえず、車庫周りを除雪しておかないと車が出せない。通勤に支障をきたすということ。つまり、7時に出勤であれば、5時半くらいには除雪作業をせねばならないということです。市街地へ行けば積雪はほとんどないのでこういったことが無い、つまりラクだし、心配も無いのです。

 でも、よくよく考えれば、夏は毎日早起きして田んぼや畑に出掛けていたわけなので冬も同じことなのですけどね…。

 まあ、最近はそういう農的な生活を嫌っている人も多いわけで、根本的に外作業を嫌う傾向があります。

 対極的な人たちもいます。都会暮らしに見切りをつけて田舎や雪国で暮らして人間らしさを取り戻そうと考える人たち。

 昔のように生まれた環境が全てではないので、生き方の選択は自由です。

 
 私は、田舎で生まれ田舎で育っています。若いころは東京に憧れましたが、結局は生まれたこの地に根を下ろしています。

 なので、雪国が嫌で市街地に家を建てて暮らそうと思ったことは全くないです。雪も土も大好きです。心配なのは、ここに人がいなくなってしまうことです。それによって私のようにここで暮らしたいという人たちが暮らせなくなってしまうことです。

 なので、ここにいてもいいんだよという活動をしなければならないと思っています。

 多くの人にこういう雪国の生活を知ってもらうことです。雪国でも、田舎でも幸せに生活出来るということを知ってもらうことです。