望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

Bunkamura は遠かった

2008-11-29 03:00:01 | 演劇・舞台・小劇場

私は、自他共に認める方向オンチ。
ですがっ!
これはかなりの記録かもしれません 
 
今日、当初の予定は完璧でした。 

  1:20~2:20 タップレッスン(渋谷駅そば)
  2:30~3:10 Bunkamuraに移動、軽い昼食
  3:10~    Bunkamuraにて、
      映画「ブロードウェイ♪ブロードウェイ」鑑賞

この映画、観たかったんです~
それにBunkamuraならば、あそこの劇場には何度も行っているので、
間違いなく行ける。
 
ということで、2時半には予定通り、
意気揚々とBunkamura目指して歩き始めました 

えっと、これは西武デパートか、
となれば、ずっと先のあの建物よね~。
(10分ほど歩く)
あの建物・・・と・・・、あれ???

で・ん・りょ・く・かん・・・、
 
     って・・・

違うぅぅぅぅ―――っ  
もどれ―――っ 

 
あっ、そうよ、ここっ!
ここを曲がるんだったわ。
(再び10分ほど歩く)

・・・ここの坂って、
     こんなに、急だったっけ 

   ん・・・?
 何となく、いやな予感・・・

え? パルコ・・・? 
 パルコ・・・
    
  ・・・は、
    なかったぞ―――っ

もどれ―――っ 
 
ええっ、もう3時じゃない 
ああ、もう仕方ない。
人に聞くしかない 

Bunkamuraを聞くのは、いくらなんでも恥ずかしかったけど、
このままだと、絶対に間に合わないっ。

ということで、はい。聞きました。
西武デパートのタクシー乗り場にいる制服のおじさんに。
とても丁寧に教えてくださいました

結局、ほとんど駅前までもどって、再スタート 

そっかーー。
ここだったんじゃないの。
なんであっちに行っちゃったんだろう。
こうやって見てみると、駅から、
 
       近っ
結局、私、渋谷駅周辺を全部歩いたんだわ~ 

・・・とそこから、また映画館までたどり着くのに、
軽い小旅行をして 
    映画館に入ったのは3時20分。

渋谷駅からBunkamuraの映画館までの所要時間、
 
   ぬあんと  50分

昼食どころの騒ぎじゃない。
予告編上映中に、のこのこ入っていきました。
はははは(もう笑うしかない)

でも映画の方は、とってもよくできたドキュメンタリーでした。

8ヶ月にわたった「コーラスライン」のオーディションの様子を、
今は亡きマイケル・ベネットの映像や、
この作品の土台となったダンサーたちの告白テープを、
おりまぜながら編集しているのですが、
とにかく舞台が「コーラスライン」ですからね~。
いやが上にも、観る者には、
お芝居のテーマと現実とがオーバーラップしていくんです。

・・・が、
実は私は、観ててつらくなっちゃいました。

オーディションの審査員たちの、しぐさ、表情、雰囲気。
個人的にダメ出しをする演出家の言葉。

これらが、自分の記憶につながっていって、
妙に生々しくって、なんだか切なくなっちゃって・・・。
ジャンルも規模も、まるっきり違うけど、
やっぱり舞台は舞台、なんですよね。

でも、それだけに、ラスト近く。
合格者が本番の舞台で「ワン」を歌い踊る姿には、
もう涙ボロボロ。          
しっかりカタルシスを味わって、映画館を出ました。

「ワン」か・・・。
養成所の卒業公演で、私も歌って踊ったなぁ 
なーんて、思い出しつつ、
リュックの中のタップシューズをカチャカチャ揺らしながら、
今度はまっすぐ、
駅まで帰りました、とさ。
あ~、疲れた~~
 
コメント
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