主役の太郎君が、
小ネタをひとつ入れるためだけに、
野球チーム・イールスのTシャツを作った話を、
延々と続けていますが、
いくら苦労しても、所詮、衣裳は衣裳。
終わったらそれでおしまいです。
それが当たり前。
なんですが・・・、
千秋楽が終わり、セットもバラして、
みんなが楽屋で、ホッと座り込んでいたとき、
太郎君が、大きなスーツケースから、
ごそごそと何かのかたまりを取り出したのです。
何事かと思って見てみると、
なんと!
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キャスト・スタッフ、25人全員に、
作ってきてくれたのです。
それも、1人1人、サイズも合わせて・・・。

「これで何日、徹夜したのー?」
「もったいなくて着られないよー」
「夜中に1人で作ってる姿想像したら、泣けてくる~」
「いい奴すぎだー」
みんな感激を通り越して、
おかしなテンションになっていました。
「皆さんにお世話になったので」
・・・って、冗談じゃない!
彼の明るい演技に、
みんな、どれだけ引っ張ってもらえたか。
舞台を降りても、皆に気を配って、声をかけて。
痛々しいほど頑張ってくれてたじゃないか!
その上になんと、Tシャツだけでなく、
イールスの歌のCDまでつけてくれました。
そういえば、
音響さんと何か打ち合わせをしてたっけ。
ご丁寧にカラオケバージョンまでついてるよ~。
彼のことは「過酷」というタイトルで、
ご紹介したことがありますが、
まったく、もう、なんてヤツなんだ

もちろん、
主役をきちんと務め上げた自負があるからこそ、
配れたのでしょう。
もし、舞台の方でコケたら、
「こんなもん、作ってるからだ」
になっちゃいますからね。
・・・と、これだけのハナシなんです。
感激した、ってだけの。
オチもありません。
でも書きたかったので、
書かせて頂きました。
これで思い出話は終わり。
次からはウラ話スタートです!
・・・ま、ボチボチと、ね

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