今日のお昼、昔からの仲間たちと、
母校の、落語研究会の部室に行ってきました。
古いアルバムを持って。
何十年も前の学生時代に、
この落研を一緒に作った仲間が1人、
去年、亡くなったのです。
私たちも何十年かぶりに開いたアルバム。
アルバムの中には、
二十歳そこそこの私たちがいました。
合宿でも、落語会でも、
よくもまぁ、こんなバカなことをしてたもんだ、
とあきれるような写真ばかり。

でもその写真の、
すっかり色あせた様子に、
過ぎた時間の長さを、思い知らされました。
その中の、彼の写真に献杯をして、
相変わらずにぎやかに、
彼の思い出話に花が咲きました。
「絶対に、どっかで聞いてるよね」
「うん、またあの独特の声で笑ってるよ」
「そういえば、あいつの「粗忽長屋」
まるっきり受けなかったんだよな~」
「そうそう、あのとき、自信満々で出たのに、
地獄見たんだよね」
「あいつ、ものすごい失恋して、やせたことあったよね」
「知ってる知ってる。でも、あれにはウラ話があってね」
最近の話はすぐ忘れてしまうオジサン、オバサンだけど、
古い話はいくらでも出てきます。
この部室だって、この仲間たちと作ってきたんだもの。
おーい、見てるかーい。
何十年ぶりの部室はどう?
今はエアコンもついてるんだよ。
この窓に「落語研究会」ってスプレーで書いて、
管理人のおじさんが、怒鳴りこんできたこともあったね。
今度、みんなでお墓参りに行くよ。
ちょっと遠いから、一泊どまりで。
お墓参りを口実に、
このバカな仲間と、思いっきり騒いで、
涙出るほど笑ってくるつもりだよ。
そのときには、ちゃんと見においでよ。
笑わせる腕は落ちてないところを、
みんなで競って見せるからさ。
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