望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

自分の常識が通用しないっ\(◎o◎)/!

2014-11-15 22:14:08 | 演劇・舞台・小劇場

今日、通してみました。

つまり、最初から最後まで、
ノンストップで、やってみました。


代役だらけだし、
まだ台詞も入っていないし、

まさにグッチョグチョだったのですが、


うーーーむ。


あらためて、感じたこと。

今回の、86歳のお婆さん役って、
ある意味で、ものすごくハードだわ 



もちろん年齢差をどう縮めるか、
という問題も大きくあります。

でもそれ以上に厳しいのが、

  ・・・認知症である、ということ。



お芝居をするとき、

どんなお芝居でも、絶対に必要なことがあります。

 <相手の台詞を聞くこと>

 <相手の様子を見ること>

そして、それに対してのリアクション。



お芝居って、

<自分の台詞をどう喋るか>

を考えるものだ、と思われがちなんですが、


自分の台詞よりも何倍も大切なのが、

<相手を受けるリアクション>なんですね。


だから、常に相手に反応するクセがついているんですが、

今回、これが通用しない!


つまり、しっかり反応すると、
認知症じゃなくなっちゃう。


これがわかったときには、

かなりの衝撃でした 



認知症の人は、

自分の世界の中で生きて、喋ってて、
たまに現実の世界に戻ってくる。

だから、
反応したり、しなかったり、が当たり前。


だけど、

私が長年、鍛えてきたことは、

その役で、きちんと反応する、
ちゃんとリアクションする、

ということばかりで、

身体も心も、そういう仕様になっちゃってる。



ふぅぅぅぅむ、難しいです。


だからって、
わからないフリしたら、最悪の芝居になっちゃうし。


手ごわいわ~、86歳。


って、またマジメな話になってしまった





        

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