今日、通してみました。
つまり、最初から最後まで、
ノンストップで、やってみました。
代役だらけだし、
まだ台詞も入っていないし、
まさにグッチョグチョだったのですが、
うーーーむ。
あらためて、感じたこと。
今回の、86歳のお婆さん役って、
ある意味で、ものすごくハードだわ

もちろん年齢差をどう縮めるか、
という問題も大きくあります。
でもそれ以上に厳しいのが、
・・・認知症である、ということ。
お芝居をするとき、
どんなお芝居でも、絶対に必要なことがあります。
<相手の台詞を聞くこと>
<相手の様子を見ること>
そして、それに対してのリアクション。
お芝居って、
<自分の台詞をどう喋るか>
を考えるものだ、と思われがちなんですが、
自分の台詞よりも何倍も大切なのが、
<相手を受けるリアクション>なんですね。
だから、常に相手に反応するクセがついているんですが、
今回、これが通用しない!
つまり、しっかり反応すると、
認知症じゃなくなっちゃう。
これがわかったときには、
かなりの衝撃でした

認知症の人は、
自分の世界の中で生きて、喋ってて、
たまに現実の世界に戻ってくる。
だから、
反応したり、しなかったり、が当たり前。
だけど、
私が長年、鍛えてきたことは、
その役で、きちんと反応する、
ちゃんとリアクションする、
ということばかりで、
身体も心も、そういう仕様になっちゃってる。
ふぅぅぅぅむ、難しいです。
だからって、
わからないフリしたら、最悪の芝居になっちゃうし。
手ごわいわ~、86歳。
って、またマジメな話になってしまった




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