9種類の衣裳をきちんとリストアップして、
これを見ながら、順番にセッティングして、
上から着ていけばOK!
それに何の疑いも持ちませんでした。
いや、疑いようがないでしょ?
そして、ゲネ。
「ええと・・・。
ここのシーンとここのシーンとの間は、
たっぷりあるから、ちょっとゆっくり~~」
と次の衣裳に着替えて、
着終わった衣裳を、
楽屋まで持って行こうとしていたときでした。
そうなんです。
1回だけ、楽屋に戻れる時間があったんです。
終わった衣裳を抱えながら、
鼻歌モノで裏を移動していたとき、
突然、聞きなれた会話が・・・。
(あれ? 私、ここにいていいんだっけ?)
・・・・・・・?
・・・・なにか違う気が・・・??
!!!!!!!
まだ1シーン残ってたーーーー!!!!!!
ちょうどさっき脱いだ衣裳を、
片付けるつもりで抱えていた!
もう、速攻、その場で脱ぎ散らかして、
元の衣裳に戻って、セ―――フ!!!!
はははは
順番は間違えなくても、
着替えるきっかけを間違える、
っていうのはあるんですね~
あ、ちなみに、
今回はソデで着替えるため、
どこで脱いでもいい恰好をしておりました。
どうぞご安心を。
しかしホントに、アセったのなんのって!
でもね、失敗するならゲネが一番!
これでもちろん、本番は大丈夫でしたから
だけど、この手の着替え間違いは、
本当によくあるんですよ~。
その昔、劇団時代の千秋楽。
ウルサイ先輩がカーテンコールを忘れて、
衣裳を全部荷物に詰めてしまい、
みんなの目の前で下着一枚で衣裳を着直した、
なんてことも。
やはり劇団時代、おっかない先輩が、
1シーン早めにパジャマを着てしまい、
そこからずっとパジャマで通した、
なんてことも。
・・・って、
どんなひどい劇団なんだって思われそうですが、
いえいえ、それだけよくあるんです。
ただ、怖い先輩たちのミスを見て、
心の中で喝采を叫んだので、覚えているだけです
そして最後に、このムーミン。
私はですねぇ、こいつにですねぇ、
稽古場でエライ目にあったんです。
(つづく)
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