この話のオファーをいただいた時、
あまり深く考えずに受けました。
芝居への飢餓感もあったし、
それ以上に「リモートなら」みたいな、
気楽な感覚があったんですね。
1本の舞台ともなれば、
稽古場と劇場通いに、およそ2ヶ月。
オファーを受けたときは、まだピリピリしていた時期で、
舞台をやるなんて発想すらなかった。
でも、リモートなら!
稽古場に集まらなくてもいいし、
ちょこっと時間とれば楽勝だわ。
だって、往復の移動時間ゼロだし、
台詞だって、シーンごとに覚えりゃいいんだから。
楽して芝居ができるって最高!
少なくとも、その時にはそう思いました。
しかしね、
よく考えてみたら、
舞台中継をリモートで予約しても、
その時間に家で、ずっと観るって、
想像以上に難しいんですよね。
アーカイブでもなきゃ、
とてもちゃんとは観られない。
観るだけでも大変なのに、
自分で出るとなったら、
そんな気楽な考えで、
できるワケないんですよね
私の場合、演出家の気遣いで、
撮影は2日だけにまとめてもらいました。
たった2日。
それもお昼だけ。
めちゃくちゃ楽でしょう?
ここでも大事にしてもらってました。
なんだけど・・・、
なんだけど・・・!
スタートの撮影の日が・・・、
よりにもよって・・・、
ダンナもリモートワークの日だった!
我が家の、たった1台のデスクトップPCの前で、
ダンナが仕事している時、
私は、すぐ隣の部屋で、
大声で芝居をするということに・・・。
<つづく>
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