望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

ウラ写真・役者っちゅう生き物

2014-02-01 01:28:52 | 舞台・ウラ話

気がついたら2月ですねぇ(遠い目)


「今回の」みたいな書き出しで、
当たり前のように書いている、このウラ話は、
たしか12月も上旬の話でした。


  ふーーーむ。


   2ヶ月も前だぜ・・・。



いや、でもでも、なんのなんの、

まだもうちょっと続けますよ。


こういうものって、書いているうちに、
いろいろと思いだしてくるもんですから(笑)


・・・ということで、

フツーに内容に入ります



1話目の「便乗誘拐」というお話は、

最後の最後に、
「ああ、そうだったのか」という意外な結末が、
モノローグで説明されます。


詳しい話は面倒なので書きませんが、

気の弱いおとなしい男が、
実はすべてを仕組んでいた、というどんでん返しで、

小ずるくて、したたかな男の盗った金を、
その男を殴って、手に入れる、

なーんて書くと、
面白くもなんともない(笑)


いや、でも、お話は面白かったんですよ~。



普通の芝居なら、

薄暗い照明の中、

金を数えている男の後ろに、
ぼんやりと男の影が浮き出て、
その男の手にはバットが・・・。

という演出になるんでしょうが、


朗読なもので・・・、

 このあたりは、暗転!


聞こえるのは、男が殴られたときの、
「ウッ」という声だけ。



次に明るくなったときには、
さっきまで金を数えていた男はおらず、

いつも、その男の使い走りをやらされていた、
おとなしい男が、同じ椅子に座っている。


そこから、言葉での説明が始まって、

「おおっ、そうだったのか」
になるんですが・・・、



役者っちゅう生き物は、

 まったくねぇ、

  どうしても動きたくなるんですね~。


そのシーンを、わざわざ、

 ほんのわずかの休憩時間に、


やる必要もないのに、

誰に頼まれたワケじゃないのに、


ご丁寧に、小道具の紙袋まで探してきて、
(本番では小道具も使わないのに)


やってみせてくれています。


だからさぁ、いらない、っつうのに(笑)


しかし、休憩時間の気分転換の方法も芝居、って、

ほんっとに役者っちゅう生き物は・・・。






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