望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

ウラ写真・暗転の中、見せます

2014-02-02 00:57:42 | 舞台・ウラ話

これはちょっと珍しい・・・かな?

よくやっていることなのですが、
わざわざ写真を撮ることはあまりないので。


ずばり <暗転中の役者> です。


劇場に入って、舞台ができると、
照明や音のきっかけ、役者の出ハケなど、

稽古場では合わせることのできなかった、
いろいろな事項をチェックし、
問題点をつぶしていきます。

それを場当たりと呼んでいます。


その場当たりの中でも、
絶対にないがしろにできないのが、
暗転チェックなんですね。

といっても、最初から真っ暗!
なんて危ないことはやりません。

まだ舞台の状態も把握できていないので、
とりあえず、まず、明るいままで、

暗転と同じ動きをして、
動線などの動きを確認します。


「確認」なワケです。

だから、全員、
暗転のつもりで動きます。


明るい中で・・・、

 暗いつもりになって・・・。


これは、かなりマヌケで笑えます。
(当然、全員真剣そのものですが)



これも、
昨日書いたのと同じシーンの話なのですが、
もう一度書きますと、


「100万、200万・・・」
と、男が金を数え始めたところで、暗転。

そのまま暗い中で、
金を数える男の声が聞こえているが、

突然、殴るような鈍い音。
続いて「ウッ」といううめき声。


次に明るくなったときには、
さっきまで金を数えていた男はおらず、

いつも、その男の使い走りをやらされていた、
おとなしい男が、彼の椅子に座っている。


そこでモノローグで意外な結末が明かされる、
と、舞台上ではそうなるのですが、


暗転の中で、
何が行われているか、というと・・・、


   (つづく)





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