いよいよ殺陣の稽古も山場になってまいりました。
昨日も男性&劇団員の貴子さんという殺陣メンバーが、
激しい稽古を繰り広げました。
殺陣で恐いのは、なんといってもケガ。
あんな長い木刀を、
ものすごい勢いで振りまわすんですからね~。
当たったら簡単に骨折しちゃいます。
顔や頭にでも当たった日には、
一生モノのケガになりかねません。
今回のメンバーは、殺陣の巧いベテラン勢に加えて、
殺陣初体験という、初心者メンバーもいるため、
殺陣の振付(っていうのかな?)も、
初心者用やら上級者用やらを混ぜつつ、
細心の注意の元に進められています。
1手1手、1人ずつに、演出の佐藤さんが教えます。
それを何度も繰り返して、頭に叩き込む。
次に全員でスローモーションでやってみる。
危なそうな箇所をあぶり出し、
話し合って問題点を見つけて解決する。
もう一度スローモーションでチェックして、
次にはもう少し速く。
そして大丈夫そうなら、
本番と同じスピードで。
そこでまた、形を直してもらい、
ダメ出しをガンガン受けて、
スローモーションでもう一度。
・・・そんな繰り返し。
何度も何度も、
気が遠くなるほど、地道な作業です。
でも、本当のスピードでやると一瞬なんですよね~。
これだけ稽古して、こんな一瞬で終わっちゃうんだ~
と、見ている方ががっかりしたりします。
でも、私みたいなド素人が見ても、
洗練された体で、決めどころを押さえた殺陣は、
本当に美しいのがわかります。
うーーん。やっぱりねぇ。
妥協しないことが、クオリティを高めるんですよね~。
佐藤さんの指導を見ていて、
「なにも、そんなに細かい所まで」と思うことがあるんですが、
結果を見ると、そういう所をおろそかにしないことが、
流れるような美しさを作るんだとわかります。
・・・なーんちゃって、
言いたいことが言えるんですよね。
私、見てるだけだから
やってる方は、本当に大変です。
「このくらいは痛くないから」
「いや、痛いですよ!」
なんて会話も混ざりつつ、
ハードな稽古が続いています。
ほんでもって・・・、
私も・・・、
ついに、お気楽見学者をやめる時がきました。
あるシーンで、舞を舞います。
センターでソロのダンス(笑)
初演時も滝の汗だったのですが、
今回も新たに振りがつきました。
いや、振り自体は、そんなに複雑ではないんですが、
形が、き・ま・ら・な・い・・・
そりゃそうだ。
日舞は10代の頃にやっただけの、タップしか踏めない人間が、
できるワケがない
・・・・・・なんて、言えるワケがない
もう既に、昨日覚えた振りが、かなたに消えていきつつあるけれど、
おおおおおっし、頑張ろう!!!
努力の量がキャリアを越える!
・・・かどうか、わからないけど、
ずっと気楽に殺陣を見ていた分、
私もこれからは汗を流しますぞ
「将門 ~平将門傀儡徒夢~」
公演詳細はこの下に
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます