やっとそろそろ、ウラ話恒例の、
舞台裏へご案内~、に移りたいと思います。
が・・・、その前に、
ちょっとバミリの話でもしてみようかと。
バミリ・・・場ミリとも書きます。
普通の生活では、絶対に聞くことのない言葉でしょうが、
何かというと、こういう床の「線」のこと。
つまり、実際の舞台の感覚をつかむために、
セットの位置や舞台の広さなどを、
実際と同じ尺(大きさ)で区切って、
そこで稽古をするのです。
これは本当に最初の最初の時ですね。
毎回稽古のたびにバミる(動詞・笑)ので、
やってることは変わらないんですが、
最初はイメージが掴めないので、
図面を見ながら、巻尺使って、
あーでもないこーでもないと、図面とにらめっこです。
そして日が過ぎ、固定稽古場に移ると、
ビニールテープでしっかり作って、
ぐっとわかりやすくなりました。
ちなみに、小さな四角は柱。
そして右のゆるい「く」の字型は、ケーキ屋さんのカウンター。
まっすぐ細長く続いているのは、階段です。
階段は、立体的にセットを立て込む時もありますが、
今回は階段もバミリのみ。
それだけに、こういう殺陣や動きがある場合は、
しっかり階段を意識して動かないと、
後でえらい目にあいます。
でも、バミリって、
新人時代は結構無視しちゃうんですよね。
ついお芝居のほうに一生懸命になって、
自分の足がどこにあるのかわからなくて。
「おい、舞台から落ちてるぞ!」
なんて、よく怒られました
そして舞台での本物の階段。
あ、本物って言いましたけど、
実はこの階段の側面は、発泡スチロールです。
という事はどういうことかと言うと、
靴でガリッとやったら簡単に崩れちゃう。
それもステップが狭いので、
ほんっとにすぐにガリッとなって、
あ~、またやっちゃった~と落ち込みます。
でも、舞台監督さんは、
「これは毎回直すんで、
そんなことで芝居が小さくなったりしないように、
思いっきりやってください」
と言ってくれて・・・。
本当にありがたいっ! と感謝しながら、
お言葉に甘えて、ガリガリやっとりました
(つづく)
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