望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

「光垂れーる」思い出のウラ話・22

2022-05-11 11:50:33 | 舞台・ウラ話


<つれづれに、あとちょっと・2>

 

――楽屋にて・つづき―― 

挨拶しかしなかった関係が、ガラッと変わる時がある。

それが楽屋に入った時なんです。

 

稽古場との違いは、

ずばり、稽古をしないから(笑)

稽古しないで一緒にいるのって、

楽屋が初めてなんですね。

 

特に、開演までに間があるときは、

メイクしながら、ご飯食べながら、

本当にワッチャワッチャやって、

やっとそこで共演者の素が見えてきて、

ぐんと距離が近づきます。

 

では何を喋ってるのか、と言われたら、

思い出せないほど、くだらない話です。

今やっている芝居のことなんかは、
あまり話しません。

役者間の打ち合わせなんかも、
楽屋以外でやります。

 

昔の公演の思い出話とか、人の芝居の話とか、

あとはまるっきり関係のないバカ話。

基本、みんなで笑えるネタです。

 

なんだけど、いくら盛り上がったり、大笑いしても、
なにか独特の空気があるんですね。

本番に向けて気持ちを上げていくような。


というのも、
これが昔から不思議なんですが、

たとえばタレントさんとか歌手の人とか、
プロの役者じゃない人たちが多い楽屋だと、

同じ雑談なのに、集中力がそがれるんです。

いたたまれずに、出の前には、
一人で奈落に逃げたりしていました。

何が違うのか、まったくわかりません。

今もナゾのままですが、これ、本当にあるんです。

 

って、話がそれちゃいましたが、

今回は特に素敵な役者さんが多かったので、
女楽(女子楽屋)トークが楽しかったこと!

まぁ、紀伊國屋さんの楽屋は、
男女をパーテーションで仕切るだけなので、

騒がしければ筒抜け・・・。

 

(相変わらず女楽はうるせーなー

とか思われてただろうな~。

     *


これは夜の部が終わった後の神様。

一日の仕事が全部終わって、まずは楽屋で一杯。

お疲れ様でした

 

ここは女子の着替えスペース。
目玉のオヤジも、ハンガーに。

あなたもお疲れさん!

 

 

 <つづく>

 

 

 

 

 

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