<つれづれに、あとちょっと・3>
――初体験・コロナ禍での公演――
実は私、2年以上芝居を休んでいました。
なもので、今回が初めての、コロナ対応の舞台でした。
でも、舞台は観に行っていたし、
わかってるつもりだったんです。
でも、まぁ、ところがどっこい!
観るとやるとじゃ大違い!・・・でした。
まず最初に直面したのが、一般の方たちの反応でした。
舞台好きのお客様や演劇関係者は、
もうすでに、普通に劇場に通っていたので、
そのノリで公演のお誘いをしたら・・・、
「舞台なんて行けるわけない」
「今どき、舞台やるなんて」
うひゃぁ・・・、そうなんだ・・・
もうすでに、コンサートや演劇はOK、と
報道されていたんですが、
「自分たちが普通じゃないのかも」
と考えこんじゃいました。
そして、何といっても、マスク!
別に稽古に限ったわけじゃないけど、
はじめましてからマスク。
読み合わせもマスク。
稽古もマスク。
打ち合わせもマスク。
マスクを外した顔を知らないから、
マスクとセットで、相手の顔を認識していて、
自分が見ている相手の表情は、顔の半分だけ。
それが当たり前だったんです。
ところが、最後の稽古で、マスクを外した途端、
えぇぇっ??
マスク以上に違和感が
いや、あの、何がどう、ってことじゃないんだけど、
言ってみれば、誰に対しても、
<はじめまして>な気分というか。
表情も声の感じもやっぱり違って、
やっぱりマスクって、人の半分しか見られないんだよね、
と改めて感じました。
そして、客席での声出し厳禁!
だから、客席の通路の芝居は、
先に録音した音声を流していました。
そのために録音メンバーは朝早くから集合して。
仕方がない・・・もうそれしかない。
本当にもう、それしかない・・・んですけどね。
<つづく>
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