望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

「光垂れーる」思い出のウラ話・14

2022-04-29 14:02:03 | 舞台・ウラ話


<舞台裏へごあんなーい・その3>

前の回で出した写真の隅っこに、
さりげなく写っていたパネル。


このパネルは、稽古場の頃から大活躍でした。



そして本番でも、縦横無尽に動いていましたが、

舞台から、狭いソデに入った途端、
一気に移動が大変になります。

置く時も場所を取るので、とてもお行儀よく、
きちんと並べられています。


あ、ついでに、ぬりかべの「休憩」の板もね。

これは置き場所だけでなく、
これをつけての移動がとても大変で、

いつもスタッフさんが両脇について、
よいしょよいしょの大移動でした。

   *

そして、このソデを右に曲がると・・・、

 

  カオスじゃ~~~。

 

たぶん、昼と夜の間で、
一番散らかってる時間帯ですね。
(私が写真撮れるのも、その時だけなので)

でも、そういう問題だけでなく、

今回はオバケの衣装など、
やたらとかさばるものが多かったので、

どうしても裏が大変な状態になりました。


ちなみに、
この廊下の右側が舞台の正面になります。

そうなんです。

紀伊國屋ホールって意外に裏は狭いんです。

この狭いソデを、
早替えの人たちがダッシュで通り抜けます。

ほぼ一方通行なので、
急ぐ人が絶対優先。

登美子と千可子が走り抜けたら、
こっちが通る、みたいな順番が、

自然に出来上がっていきます。



といっても、どこの公演でもそうなのですが、

こういうことが、

<最初からスムーズに進むか>

っていうと、そうではないんですね~。


ゲネプロのころだと、
まだちゃんと把握できないんです。

というのも、

舞台上の芝居の動線は、稽古場のときから、
しっかり決まっていますが、

<稽古場に「舞台裏」はありません>

つまり、現場に入ってみないことにゃ、
まるっきりわからない!

え?稽古場ではあっちに行ってたよね?
本番はここ通るんだ!

みたいなことが当然おきて、


あっちこっちで、
交通渋滞や迷惑走行が多発します。

それがスムーズに流れるのが、

だいたい2日目ぐらい、かな。

ま、試運転の期間は必要ですからね

 

   <つづく>

 

 

 

 

 

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