望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

『カチナシ!』ウラ写真&ウラ話(16)劇場編・さて場当たりです  #カチナシ #ウラ話

2019-10-22 13:41:56 | 舞台・ウラ話

さて、舞台裏をぐるりと回ったところで、
今度は、場当たりの雰囲気を味わって頂こうと思います。

そういえば・・・、

さんざん「場当たり」とかって書いてきましたが、

私、舞台の世界に入るまで、
この言葉を、聞いたことすらありませんでした。

そうなんですよ。
当たり前のように書いているけど、
めちゃくちゃマイナーな言葉なんですよね。

なので、これもちょっと、
写真でイメージして頂こうかと。


まずは場当たりの前でございます。

衣裳を着たキャストたちが、
舞台の裏をみんなで並んで回っています。


初めてセットの中に入って見学中なのです。

もちろん、劇団員の人たちなど、
前日に1日がかりで、
このセットを作ってくれた人たちもいるのですが、

そういった作業(タタキ)にノータッチで、
ぽんと劇場に来たキャストたちは、
裏がどうなっているのか、全く分かりません。

そこで、こうやってぐるっと回って、舞台監督さんに、

「ここは体を低くして動かないと、頭をぶつけまーす」
とか(言われてもぶつける人間もいる)、

「このコード、足をひっかけないように」とか、
「ここには入らないように」とか、

注意を受けながら見て回ります。


今回はありませんでしたが、
セットの都合によっては、行き来する動線の、顔のあたりに、
<ぬっ!>と材木が突き出してたりすることも

こういう無理のあるセットだと、
最後まで、いつも誰かが流血騒ぎをおこしてます。
(私だけじゃないぞ!)


また同時に、キャストもそれぞれ、
自分がどこから出るのか、
見切れはどうか、
階段はどのくらい急か、
なんてことをチェックしていきます。


いやホントに、舞台裏って危険がいっぱいなんです。
その昔、ゲネで裏階段の手すりが壊れて真っ逆さま!
・・・ということも、やりました
(ゲネで壊れるって、弱すぎだろう!)


そんな裏から戻ってきて、


特に何と言うわけではないのですが、
何かとみんな考えています。

私の場合は、舞台でも迷うという、
とんでもない方向オンチのため、

いつも最初は、どうすれば間違わずに、
ちゃんとした場所から出られるか、
なんてことを考えています。


こうやって、
みんなそれぞれ、動いたり考えたりしながら、

さて、いよいよ場当たりだ、
という、一種独特の緊張感と高揚感が広がっていきます。


  (つづく)





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『カチナシ!』ウラ写真&ウラ話(15) 劇場編・舞台裏へご案内~  #カチナシ #ウラ話

2019-10-21 14:32:34 | 舞台・ウラ話

さて、2階にありまする対局場とベッド。


その1階はというと、、
階段の下は、小道具置き場として使われています。


どこにいても、やたらと目立つムーミン(笑)


このムーミンを曲がったところに、
舞台のセンターの出入り口があります。


羽生さんの話の時にもちょっと書きましたが、
ここは背の低い私が、かなり屈まないと、
セットの天井に頭をぶつける低さ。


よいしょよいしょと屈んで歩いて、
最後の数歩だけ、天井が高くなって、
まっすぐ歩けるようになるのですが、
もう大丈夫だろうと、立った途端に「イデ!」

ゲネと初日で5,6回はぶつけたかなぁ。
けっこう派手にやるもんだから、頭がでこぼこ

「ね、あそこ、ぶつけるよね。私、もう5,6回も・・・」
と回りに話したら、

「え~、大丈夫ですかぁ」
と言ってくれる人はいたけど、

「そうそう、私もなんです!」
と言ってくれる人が誰もいなかった

ここぶつけたのって、私だけだったの??


これはたぶん、公演中に私が撮ったんでしょう。
昼と夜の間の休憩時間らしく、
会長の干しものがぶら下がってたりしますが、
それはいいとして、

向こう側に明るい三角のライトの影が見えませんか?
これがセンターの入り口で、


ここをまっすぐ行くと、
ここに現れることになります。



このセンターに行かずに、
裏の細―い通路を通って(左側が舞台側)、まっすぐ行くと、


下手に出ます。


下手の奥は、センター室だったり、
対局の中継スタジオになったりしましたが、
ここから客席を覗くとこんな感じ。


私は1度もここには来なかったなぁ。

そして同じ下手でも、客席寄りの下手。
ここから見た景色はこんな感じです。



そして、今日も音声入力で傑作が・・・。

「1000体質」

何かわかりますか?
私は何ごとかと思いました。

答えは「センター室」。
うん、言われてみれば(笑)


  (つづく)





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『カチナシ!』ウラ写真&ウラ話(14) 劇場編・舞台裏へご案内~  #カチナシ! #ウラ話

2019-10-20 21:41:40 | 舞台・ウラ話

12月公演のinformationページもできましたが、
まだウラ話も頑張ります!

あ・・・、でも、
12月公演もよろしくお願いいたします

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

さてさて、
昨日は、場当りのイメージフォト(?)を並べましたが、
次はおなじみ、舞台裏に回りたいと思います!
(ちなみに、センスないなぁという写真は私です)

麻雀台に洗面所(洗面所は本物)、
そしてそれぞれの着替えが点々と置いてある。


これが舞台に向かって右側。
上手の舞台ソデです。

この写真では見えないのですが、
奥の方には、こんなカゴがひとつ。


靴がぎっしり!
これ、おばあちゃんズのダンスシューズ置き場なんです。

いつもは介護用の靴を履いているので、
あの激しいダンスを踊る前には、
ダンスシューズに履き替えます。

この履き替えが6人。
そして着替えが・・・いったい、何人いただろう?

一番のヤマ場である、大原と会長の対局シーンの前は、
このあたりが、みんなの着替えで戦場のようになります。


わちゃわちゃ着替えている人の間をすりぬけて、
まず自分の衣裳を取るだけでもひと仕事。

そして、僅かのスペースを探して、
あくせくと着替えます。

舞台に出る人の動線をふさがないよう、
人にぶつからないよう、
キョロキョロしながら、着替えるのですが、

ふとパンプスなんかを脱いで置いといた日にゃぁ、
片方蹴とばされて行方不明、なんてことも

はいずりまわって探してると、
今度は人に蹴とばされる(笑)

早替えが重なるときは、これが普通!
誰も悪意がないから、仕方ないのです。
これが大きい現場だと、悪意で蹴とば・・・あ、いや、まぁ、
いろいろありますけどね~


さて、先に進みましょう。

このソデからぐるりと180度、体を回すと、
階段が現れます。


これを上ると、例の、見切れ線の白いテープが。


そして見切れ線ギリギリに立ったのがここ。


ここで自分の出番までスタンバって、
よきところで、舞台に一歩踏み出します。


なんだけど、私、高所恐怖症なもので、
毎回怖くて、足がすくむ思いでした。

大原は、あそこに寝転がってるんですよね~。
その上、客席から見えにくいからと、
わざわざ柵まで取っちゃった!

ってことは・・・寝返り1回で真っ逆さまなんですよ!


ああああああ、もう見てるだけで、
怖くて怖くて泣きそうでした。




ちなみに、本日の音声入力は・・・、

「未来で洗脳」

どこのカルトだ??
一瞬、頭の中が「???」だらけになりました。
なんだと思います?

「見切れ線の」と喋った結果がこれなんです。

演劇用語が増えると、
「んなもん、ついていけるか!」になるようで


  (つづく)





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information

2019-10-20 12:05:04 | おしらせ


ことのはbox vol.12

  彗星はいつも一人

   脚本:成井豊(演劇集団キャラメルボックス)
   ​演出:山崎亨太(劇団TIRNANOG)

  クリスマス・イブ。
下関で暮らすナオとしずえの元へ、東京で高校教師をしているナオの孫、ヒカリから手紙が届く。
毎年クリスマスが近付くと、ヒカリの部屋の前にチョコレートケーキが置かれる。
それが誰の仕業なのか、ようやく解ったらしい。その人の名前は、北条雷太。

ナオが58年前に出会った男と同じ名前だった───

      このナオを演じます!  
 

-----------------------------  

 タイムテーブル
  ​​12月
 12日(木)    19:00
 13日(金) 14:00 / 19:00
 14日(土) 14:00 / 19:00
 15日(日) 14:00

 料金(全席指定席
 一般 = 前売 4,000円 / 当日 4,500円
 U-22割 = 前売・当日 2,500円
(22歳以下 当日受付にて要証明書提示 カルテットオンラインのみ取り扱い)

 会場
武蔵野芸能劇場 小劇場
〒180-0006 東京都武蔵野市中町1-15-10
JR「三鷹駅」北口徒歩1分
北口に降りて右折。線路に最も近い道を進むとすぐにあります。

劇団サイト ことのはbox


 ご予約方法・・・・「全席指定席」です 

(1)私にご連絡いただく 

   お名前、ご連絡先、観劇日時、チケット枚数 をお書きの上、
   Twitter(‏@mochikokim)のDM、 またはプライベートアドレスにお送り下さい。
   *申し分けありませんが、座席の指定はできません

 
(2)チケット予約サイトから予約する2種類あります

手間よりも手数料よりも、好きな席を指定したい方は・・・
  ■Confetti - カンフェティ 


   ・セブンイレブンにて事前発券頂く「前売券」です(手数料あり)
   ・座席を指定して購入できます
   ・購入の際に応援しているキャストを指定することができますお願いいたします!
​   ・事前に会員登録が必要となります
     Confetti チケット購入ページ 

席よりも、簡単で手数料を払わずに予約したい方は・・・
  ■Quartet Online - カルテットオンライン


   ・ご来場当日に受付にてご精算頂く「当日精算券」です
   ・座席を指定することはできません
   ・応援しているキャストの専用ページにてご予約ができます
   *木村望子専用予約フォーム
    

   なにかとややこしくて申し訳ございませんが、

    ご予約、心よりお待ちいたしております


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『カチナシ!』ウラ写真&ウラ話(13)劇場編・画像は雄弁   #カチナシ #ウラ話

2019-10-19 18:15:23 | 舞台・ウラ話

さて、そろそろ劇場に入りたいと思います。

ということは・・・、

いよいよ、プロの「撮る将」、
直江雨続さんの作品がメインになります!
(一部、 素人写真もあり)

なんですが・・・、
実はこの週末から、
次の公演の稽古が始まってしまうのです。

チケット発売にいたっては、なんと明日からという・・・。

で、そっちの方も書きたいことが出てきていまして、
当然、広告もしなきゃならない。

  でも!

   こっちをやめたくもない!


  で・・・、

とにかく、写真だけはちゃんとお見せしようと。

その代わり、文章中心のウラ話は、ぐっと先の来年に
ずずずずずっと伸ばしておこうかと。

なもので、しばらくは、
過去公演と次回公演の二本立てになりますが、

もしお時間がございましたら、これまで同様、お付き合いのほど、
なにとぞよろしくお願いいたします。


そして、最初にお話ししたように、
役者の素の顔の写真が好きな私としては、

場当りとゲネ、両方ある写真の中でも、
主に場当りの写真をお見せしたいと思っております。

まず最初は・・・、

特に、何がどう、と言うわけではないのだけれど、

「あ~、なんか場当たりだなぁ」と感じた写真を、
ただ並べてみようかな、と。

あ、いや、単に私が「いいな~」と思った写真ですね(笑)

せっかく素敵な画像がたくさんあるので、
これは写真に語らせたいと・・・。

本当は100枚くらい出したいけど、
そうもいかないので少しだけ。



















ちなみに・・・、
今、音声変換で「場当たりだなぁ」と入力したら、

「バカタレだなぁ」と変換されて、
なぜか笑い飛ばせない気分で、しばし固まってしまった私。


  (つづく)






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『カチナシ!』ウラ写真&ウラ話(12) 道具類イロイロ

2019-10-18 08:41:18 | 舞台・ウラ話

稽古場の道具ネタの最後は、
このムーミンで。


私はこいつに、
稽古場でエライ目にあったんです。


おっきくて、さわり心地が良くて、
舞台でもずいぶん活躍していましたが、



あるとき、誰が思いついたか、
主宰の代役に、この子が寝てたんです。


そのシーンが、ここ。


生きようという意欲を失って、
リハビリもやらない大原に、
雑談をしながら、
「さぁ、身体を起こして下さい」と訴えるシーン。

夫への愛情が見えなきゃいけないけど、
やりすぎるとクサくなるので、
毎回バランスを取るために、
特に緊張感を持っていたシーンだったのですが、

  こんな・・・、

    こんな・・・、

       いいシーンに!

何のタタリか、あいつが寝てたのです。
夫の代わりに!


いや、最初は何とも思わなくて、
普通に台詞を喋り始めて、


  で・・・、

何かの拍子に、

ふ、っと、目が合ってしまった!




  「う・・・・・・」


ここまで一気に、
集中力と緊張感がぶっ飛んだことって、
なかったんじゃないだろうか


でも、芝居は続けるしかないので、
とりあえず台詞だけは出したものの、
・・・ただ出しただけ。

可愛いと思っていた、この目が、
邪悪な目にしか見えなかった!

それ以来、この子を見ると、
なんとなく目をそむけるようになりました、とさ(笑)


ということで、
稽古場の道具ネタも、これでおしまい。

明日からやっと劇場に入ります!


  (つづく)





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『カチナシ!』ウラ写真&ウラ話(11)道具類イロイロ   #カチナシ#ウラ話

2019-10-17 15:48:40 | 舞台・ウラ話

9種類の衣裳をきちんとリストアップして、


これを見ながら、順番にセッティングして、
上から着ていけばOK!

それに何の疑いも持ちませんでした。
いや、疑いようがないでしょ?


そして、ゲネ。

「ええと・・・。
 ここのシーンとここのシーンとの間は、
 たっぷりあるから、ちょっとゆっくり~~」

と次の衣裳に着替えて、
着終わった衣裳を、
楽屋まで持って行こうとしていたときでした。

そうなんです。
1回だけ、楽屋に戻れる時間があったんです。


終わった衣裳を抱えながら、
鼻歌モノで裏を移動していたとき、
突然、聞きなれた会話が・・・。

(あれ? 私、ここにいていいんだっけ?)


  ・・・・・・・?


   ・・・・なにか違う気が・・・??



  !!!!!!!


 まだ1シーン残ってたーーーー!!!!!!


ちょうどさっき脱いだ衣裳を、
片付けるつもりで抱えていた!

もう、速攻、その場で脱ぎ散らかして、
元の衣裳に戻って、セ―――フ!!!!


はははは
順番は間違えなくても、
着替えるきっかけを間違える、
っていうのはあるんですね~

あ、ちなみに、
今回はソデで着替えるため、
どこで脱いでもいい恰好をしておりました。
どうぞご安心を。


しかしホントに、アセったのなんのって!

でもね、失敗するならゲネが一番!
これでもちろん、本番は大丈夫でしたから


だけど、この手の着替え間違いは、
本当によくあるんですよ~。

その昔、劇団時代の千秋楽。
ウルサイ先輩がカーテンコールを忘れて、
衣裳を全部荷物に詰めてしまい、
みんなの目の前で下着一枚で衣裳を着直した、
なんてことも。

やはり劇団時代、おっかない先輩が、
1シーン早めにパジャマを着てしまい、
そこからずっとパジャマで通した、
なんてことも。

・・・って、
どんなひどい劇団なんだって思われそうですが、
いえいえ、それだけよくあるんです。

ただ、怖い先輩たちのミスを見て、
心の中で喝采を叫んだので、覚えているだけです


そして最後に、このムーミン。


私はですねぇ、こいつにですねぇ、
稽古場でエライ目にあったんです。


 (つづく)





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『カチナシ!』ウラ写真&ウラ話(10) 道具類イロイロ   #カチナシ#ウラ話

2019-10-16 11:48:56 | 舞台・ウラ話

普通、TVくらいでしかお目にかからない大盤。


将棋の作品が多いラビット番長さんは、
ちゃんと劇団所有のこれがあります。

裏はこんな感じ。


ネット番組のスタジオでも使われました。


そして、この大盤を移動すると・・・、


リクリエーション予定表などが現れて、
せせらぎの里のセンター室になるのです

     *

こちらは、おばあちゃんズが大好きな麻雀。


この写真でもおわかりの通り、
最初の頃はエアーでやっていました。

初演は、今回よりも一回り小さい劇場だったので、
本物を使うことは物理的に無理で、
本番もエアーだったのだそう。

でも、今回は「本物を使おう」という、
主宰のひと言で、ぐっとリアルになりました。
なぜかゴディバの箱にピッタリ入ってる!


しかし、大変だったのは、
役満を上がらなきゃいけないこと。
それも普通にゲームを続けて、ツモって上がる!

しっかり客席から手が見えるので、
絶対に嘘はつけません。

つまり、その前に、仕込んでおかなきゃいけない。
そうでなくても麻雀牌は崩れやすいし、
2回もツモって上がるシーンがあるため、

裏の暗い中で、何人ものキャストが、
いろいろとセッティングしていました。


で、完成品を、舞台そでに、
こんな感じで置いていたのですが、


実は私の着替え場所が、この真隣・・・


9回分の着替えを入れたカゴを置いて、
バッタバタで着替えていたのですが、

  もし、こっちの衣裳が牌にぶつかったら、

  もし台を引っ掛けてひっくり返したら、と、

最後までビクビクでした。


ちなみに9種類の衣裳は、このようにリストアップ。


これを見ながら、順番に重ねてセッティングして、
で、上から着ていけばOKなワケです。

稽古場でもそれで何も問題なし。
記憶に頼らず、写真に頼る。
これで安心だわ~。



   ・・・のはず、でした・・・。



  (つづく)





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『カチナシ!』ウラ写真&ウラ話(9)道具類イロイロ #カチナシ #ウラ話

2019-10-15 10:43:56 | 舞台・ウラ話

さて、道具類、どんどんいきます!

     *

これは、ずっと郷田さんが取材を進めていた本、
「幻の一手」


すごくないですか? このクオリティ!
なんと、出版社のマークまで、
ラビット番長のマークになっています。

中身は、というと、
・・・ちゃんと将棋の本です。

ただし、まるで違う内容の(笑)


ちなみに、この大原さんの写真、
着物はたぶん何かの芝居の衣裳でしょうが、

この指、ご本人によると、
「スマホいじってたときだ~」

言われてみれば・・・。
いや~、なかなか見事なものです。


そしてこの本、劇中で郷田さんが読むシーンがありますが、


それは当然、郷田役の西川さんが、
きちんと台本の文章を覚えて、
それをあたかも読んでいるように喋っているワケです。


あのね、これがいつも不思議なんです。
本などの字を読むシーンってよくありますよね。
でも、そういうシーンでも、絶対に読まない。
きちんと全部覚えて喋る。

まぁ、今回はありあわせの本ですけど、
ノートなどでも、白いページを開いて、
読んでいるように喋ります。

読むという演技なんだから、
ちゃんと字を書いて、本当に読んでもいいんじゃないか、
って、いつも思うんですけど、
なぜなんでしょうね。

だって、ちゃんと字を読んだ方がリアルだし、
なにより、ずっと楽じゃないの!(そこか?)


ああああ、でも、そういえば、

そうとは言えない経験もあったっけ。

これは10年近く前の話なのに、
今でも冷たい汗が流れます。

こわかった・・・

〔ウラ話〕 ライトの下で、冷や汗ぐっしょり

〔ウラ話〕ライトの下の、冷や汗のワケ

うーーん、
確かにこういうこともあるんだけど、

でも、どうなのかなぁ。

やっぱり読んだ方が楽だし(またそれか!)

     *

そして、話題を変えまして、
私が肩にかけていたショルダーバッグ。


バッグを持つときって、
ある程度詰め物が必要なんですね。

膨らみがないと形がつかないし、
それなりに重さがないと安定しない。

で、家で探してみたら、ぴったりだったのが・・・、






うーーーむ・・・。
途中で開けたらギョッとしそうだ

で、結局、無難なところに落ち着きました。


最終的にもう1枚Tシャツを入れて、
適度な重さと膨らみを作ったのですが、
いつでもティッシュを持ち歩いているというのは、
なかなか便利でございました(笑)


  (つづく)




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『カチナシ!』ウラ写真&ウラ話(8)道具類イロイロ  #カチナシ #ウラ話

2019-10-14 13:03:40 | 舞台・ウラ話

稽古場の小道具といえば、
とりあえず、そこらへんにあるもので代用する、
毎度おなじみ「とりあえず道具~」が普通ですが、

この作品は再演。
その上、劇団さんの稽古場があるので、
初演の物が保管されている!

なもので、
「稽古のときから本物を使える」という、
極めて珍しい環境でした。

*なぜ「とりあえず道具」が必要なのかは、
 こちらに。


とはいえ、
劇場に入れば、きちんと置き場所を決めるのですが、
稽古場では、とにかく「置けるところに置く」状態。


見つけやすい所に置いておいて、
出の前に自分の小道具をひっつかんで、出て行きます。

といっても、

みんなが勝手に置く

 ⇒上にどんどん積み重なる

  ⇒またまたその上に、
   「おいっ、こんなところに台本置いたヤツ誰だっ!」

みたいなこともあり、

小道具スペースがカオスになっていることも、
よーくあるのです。


そんな中でも、かなり危険なのが、

どこかに紛れ込みやすく、
ポケットに入れっぱなしにもなりやすく、
大勢が付けたり外したりして、
置きっぱなしにしやすい、

これ。


せせらぎの里の入館証。
外から来た人間は皆ぶら下げています。

なんだけど、これは
きっちり人数分しかない!

いや、きっと予備の用意はあったと思います。
だけど、最初からたくさん出したら、
それこそ、ポケットにいくつも入れて気づかない、
なんて輩が出てきかねない。

だから、1人1個。当然です。

なので、私は誰かに持っていかれないよう、
常にハンドバックの中に入れておきました。

これ、どこの現場でもそうなんです。

自分のものは、自分でしっかり管理する!
これが稽古場と楽屋の鉄則!

そう、楽屋もすぐにどっか行っちゃうんですよね~。

その昔、私のハサミが楽屋で行方不明になり、
あっちこっち探していたら、

なんと・・・、

男楽屋で、
オジサン役者が、
スネ毛を切っていた


ここまでじゃなくても、
とにかくどこに行っちゃうかわからないのが、
稽古場と楽屋なんです。


しかし、今回、意外にややこしかったのが、
この入館症の付け外しでして・・・。

これが必要なのは、せせらぎの里の施設内だけ。
なんだけど、
ふっとそのままぶら下げて出て行っちゃったりする
軽いから、下げてるのを忘れちゃうんです。

特に移動の多い、郷田・笹原の記者コンビは、
毎回、出ハケのたびに取ったり外したり。
かなりややこしそうでした。

そりゃそうですよね。
実際にいるのは、常に同じ舞台上なんだから(笑)


  (つづく)






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