ので、プロ野球にも飛び火して盛り上がる事でしょう。そんな中で
我が地元横浜のベイスターズは、最悪のスタートとなりました。
しかし昨年もスタートは3連敗から始りましたので、まだまだコレ
からです。
さてブログに戻ります。前回、前々回に続きホノルルマラソンのお話
です。
前回のブログはDHロードの長い登りを通過したあたりまでを書きまし
たので、今回はKALANIANAOLEハイウエーの模様をお話を致します。
朝焼けに向かい一組のブラインドマラソンランナーが走っておりまし
た。ブラインドマラソンとは視覚に障害のある方が、ガイドと言われ
る伴走者の方と一対になってマラソンを走る事を言います。
そもそも視覚に障害のある方が、マラソンの一歩を踏み出す事は大変
な勇気のいる事と想像致します。また伴奏の方もコース上カーブやア
ップダウン、路面コンディション等、目の不自由なランナーが必要と
する情報を的確に伝える必要があります。ランナーと伴走者を繋ぐロ
ープは「きずな」と呼ばれ、硬い信頼の証でもあります。
私の様なお祭り気分の物見遊山ランナーからすれば、本当に頭の下が
る光景で有ります。そんな光景を目にしながら、コースはKALANIANAO
LEハイウエーと入って参りました。周囲の光景は朝焼けの光も消えて、
薄い雲の広がる朝の光景となっております。
KALANIANAOLEハイウエーは(以下ハイウエー)はいわゆるH1から続
くハイウエーです。だから多くのランナーはH1だと思って走っている
道でございます。ハワイカイの折り返し地点を含むホノルルマラソン
の最も長いコースとなります。ハワイカイに向かい進行方向右側の
車線を封鎖して、マラソンのコースとしております。
ハイウエイに入り暫くすると、エイドステーションがございます。
曇り空では有りますが、気温は日本の初夏程の暑さです。喉が直ぐ
に乾きます。こちらのステーションで薄いジュースを戴き、再び走り
始めます。
20㎞を過ぎると左手にアイナハイナSCのマックの看板が見えて
参ります。先程エイドステーションで喉を潤したばかりなのに、もう
体が水分を欲しております。そんな中次に現れたエイドステーション
は、無人のエイドステーションとなります。
この様に塩ビのパイプから、水が常に零れ落ちているだけのモノです。
ランナーは好きなだけココで水を飲み、また顔を洗ったり致します。
私は日本の100円ショップで入手した、折りたたみシリコンのコップ
を使いお水を戴きました。
そしてココでエネルギーチャージ用の
スポーツジェルも戴きました。今回この様な無人のエイドステーショ
ンが数多く設置されておりました。この方法なら人との接触も少なく、
紙コップ等のゴミも出ないので、大変良いアイディアと思います。
20㎞を過ぎるとだいぶ疲れてまいりました。それでもヘロヘロしな
がら走っておりますと、あちこちで救急車のサイレンを多く耳にする
様になりました。
沿道のあちこちで足を痛めたランナー達が休んでお
ります。
コースの各所にこの様なメディカルテントが設営されております。
医師はおりませんが、医療スタッフの方がスタンバイしております。
万が一リタイヤする時は、メディカルテントやエイドステーション
で援助を求めるのです。
この辺りになると残念ながらリタイアする方もチラホラお見受け
致します。(補足 画像の方がリタイヤしたのではありません)
無理してお正月前に体を壊しては何にもなりません。
お体が第一、無理せずレースを棄権する勇気も大切なのです。
折り返し地点を通過したランナー達と多くすれ違う様になります。私
は走りながら、お昼ご飯のソイジョイを戴きます。口の中がぼそぼそ
になるので、次のエイドステーションで多め給水をとりました。
日本のテレビ局(TBS系)で放送された『ホノルルマラソン 第50回記
念大会』の参加芸能人、藤森慎吾さんともすれ違いました。
だいぶ疲れている様に見受けられましたが、流石マラソン好きで知ら
れる藤森慎吾さん、私より1時間以上早いタイムで通過して行きました。
今回は自ら志願しての出演だったようです。
気付けば左手にココヘッドが見えて参りました。そろそろ折り返し点が
近くなって参りました。ハイウエイを外れハワイカイロードに差し掛か
ると、25km地点となります。
物見遊山ランナーの私はここでも記念撮影をして、折り返し地点に向かい
ます。さらにスタートからGPSに繋ぎ続け、タイム計測していた為iPhone
のバッテリー残量が危なくなって参りましたので、予備のバッテリー充電
機に繋ぎ回復を図ります。
ホノルルマラソンの折り返し地点は明確には判らないのですが、
ザックリ26~27kmあたりかな思われます。つまり折り返しを過ぎれば
残りは約15km位なんですが、ここからが本当に辛くなるのです。
曇り空とは言え、ヤハリ気温が高く体が熱を持ちます。
そんな時に嬉しい味方が現れます。それは折り返しを過ぎ再びKALANIAN
AOLEハイウエーに入った辺りでした。クラッシュアイスを配るっている
ボランティアさんと巡り会いました。
地獄で仏とはこの事です、早速
ウエストポーチに忍ばせておいたジップロックに、クラッシュアイスを
詰めてもらい首や太もも等の熱を持った部分を冷やします。
イヤイヤ本当に気持ちが良いモノで有りました。ホノルルマラソンには、
折りたたみコップとジップロックは必須で有ります。
次回は いよいよゴールの模様をお届け致します。