アンの絵本日記&g

大人にも楽しめる絵本の紹介と
稲垣吾郎さんについて(時々)語ります。

今日の絵本

2009-12-24 21:44:34 | 絵本
「たからもの さがし」(2分半)
アラン・アルバーグ:作
ジリアン・タイラー:絵
黒木瞳:訳
小学館:発行
2002.3初版第1刷(1350円)

ティリーは「たからものさがし」が大好き。パパとママはティリーのたからものをいろいろな所へかくします。ティリーはそれを探して探して「見つけた!」
そして・・・最後に見つかるとっておきの「たからもの」は?

テンポの良い楽しいお話の中に家族の愛情があふれる絵本。

訳者は女優の黒木瞳さん。
以下は「訳者あとがき」の一部分より抜粋。

ドイツに嫁いだ友人から娘に、うさぎと卵の形をした5個のチョコレートをいただいたのは春。「これをお庭やお家のどこかに隠してね。子どもは喜んで探すわよ」というメッセージ付きのイースターのプレゼントでした。日本にはそういう習慣はありませんが、私が隠したチョコレートを、娘はパパと一緒に必死で探していました。もちろんパパの助けをかりなければ全部は探せませんでしたが・・・。
この本の翻訳を依頼されたとき、ふとイースターのお祝いを思い出しました。
「たからもの さがし」には、絵と言葉以外の余白にたくさんの宝が眠っている気がしてなりません。