雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(80」
“シーチン”修一 2.0
【Anne G. of Red Gables/190(2020/9/22/火】死刑囚の永山則夫は生まれ育ちを刑死するまで恨んでいただろう。著書「無知の涙」にこんな一遍を遺している。
<おおき過ぎて見えない神は言った
「こりゃ凶悪犯よ 汝が仕出かした事々 悪いと思って居るのかや 申してみ 顔を上げるな 下げたまま申してみ」
凶悪犯は構わず顔を上げた
「あんたが神という奴か 一度 一度会いたかったぜ おっさん 質問に答えてやろうか
悪いと思ってはいないぜ 第一番に言う あんたに裁く権利はないぜ あんたを信じた為にこうなった それでも裁くというのなら――
俺の育ってきた一日でも あんたは見たのかよ おっさん 神と名乗るくらいなら 分かるな 俺の罪と 育った一日でも較べて見ろ
・・・答えてみろよ えっえ! 答えられねぇだろうよ さっきの威丈(偉)高振りはどうした・・・どうした おっさんよ・・・
いいか答えさせねえ! 俺が! あんたと俺は生きる世界が違うんだ あんたは あんたと人間に差別を作った 俺の純粋なる良心は差別の無い世界の物だ あんたは自分を何だと思ってんだ 言ってみろ
・・・まぁ待てよ 人の名前を聞くまえに何とやら だ 俺は殺人者だ えばれた者じゃねえ だがよ・・・あんたよりましだぜ
あんたは精神界一番の無責任者だ 何をやっても 仕出かしても 黙って黙って 見てきて こうなってから言いやがるが 俺は違うぜ・・・責任とるんだ
誰にも頼んだ訳じゃねえのによ 生みやがって 生きやがってよ! 俺は責任とるんだ!! 俺は責任とるんだい・・・」
凶悪犯はそれっ切り言わなかった 神は無表情のまま聞いていて 力なく頭を下げる凶悪犯に言った
「言う事はそれだけか」>(以上)
そう言えば永山が収監されていた1975年頃「振り向けば 絞め殺したし 我が人生」なんて句が朝日俳壇あたりで評価され、類似の投稿がどっと押し寄せて収拾がつかなくなったそうだ。
我が身の現在の不幸、苦境の主因を生まれ育ちや時代など己以外の他に転嫁する、というのは自己防衛的な本能かもしれない。しかし、多くの人は「なにくそ、負けないぞ!」と逆境に耐え、奮起するのではないか。大体、この世は温室でもお花畑でもない、己が発奮、努力しなければ置いてけ堀だ。
永山には「劣悪な家庭環境で育った」という同情する部分もあるけれど、永山とその周囲の支援者にも感じられないないのは「被害者と遺族への思い」である。
残念ながらそういう実に(小生のような前科者から見ると)偏向した人の多くは「犯罪は社会が生み出す、犯罪者は社会の犠牲者」という、犯罪者に寄り添うような人道主義≒リベラル≒アカモドキが多い。
彼らの多くは「被害者の人権」に思いを馳せることなく「加害者の人権」を大声で唱え、政治問題にして、意識的かどうかは分からないが、ユートピアらしき世界を目指し、終局的には共産主義革命を起こして独裁者、勝者になりたい、我が世の天国にしたいという人々である。
子曰く「たとえ不遇な時でも学び続け、前進する、楽しいことだ」。高杉晋作の辞世の句「面白き こともなく世を 面白く 棲みなすものは 心なりけり」。夏彦翁は「人間とは嫌なものである、この世は生きるに値しない」と諦観しながらも実に楽しそうに人間観察を続けていた。
小生は不治の病だが、「発狂を恐れるキチ〇イ」であろうと自制心、ブレーキに努めている。タガが外れると何をしでかすか分からない、と、自分で自分を恐れ、警戒している。ちっとも自慢にはならないが、それなりに病識があるわけ。
一方でリベラル系脳内お花畑患者は、基礎疾患として「私は正義病」を抱えており、病識が全くないからブレーキが働かず、底なしの悪事に突っ走る傾向が非常に強い。基本的な人道、モラルが完全に欠落し「正義と思えば何でもできる」という、ほとんど歩く狂気、戦狼だ。これっぱかしも信心に濁りがないから目が澄んでいる、狂人の目のように蒼く澄んでおり、これは結構怖いぜ。
「看中國」2020/9/21によると習近平の奥さん、彭麗媛が久し振りにビデオ会議ながら公の場に登場したという。
<習近平国家主席の妻であり、長い間顔を見せていなかった彭麗媛氏は昨日、貧困削減と女性の役割をテーマにした紅二代婦人連の「北京グローバル女性サミット」のビデオ会議に出席し、「貧困緩和」についてスピーチした。習夫婦には「家庭不和」の噂も報じられている。「貧困緩和」は習近平が現在直面している大きな問題の1つだ>
習は妄想的「世界制覇」にのめりこんでいるが、奥さんは習の狂気に耐えがたくなって別居したと小生は思っている。前回の同会議では夫婦で出席しており、今回の奥さん単独参加は夫婦不和説を天下に公表したようなものだろう。
彼女が「貧困緩和」をテーマにしたのは、「我が国は世界制覇よりも6億の貧困層を助けるのが喫緊の課題だ」と習を諫めたということだ。これは先に李克強が5月末の全人代で語った以下の内容と平仄を合わせている。
<中国は人口が多い発展途上国であり、中国国民1人当たりの平均年収は3万元(約45万5000円)ですが、月収1000元(約1万5150円)の人たちが6億人います。1000元では中都市でさえも住宅の賃借が困難であるのに、今は感染症の蔓延に直面して苦しんでいますが、感染症の蔓延が終わった後に人々の生活を守ることは重要な課題になります。
従来から生活が困難であった人々と感染症の蔓延により新たに困難に陥った人々、これら双方の基本的な生活をどのように保障したら良いのでしょうか。我々はそれを最重要事項に取り組みます>
中共内部で習近平の世界制覇を目指す「戦狼武闘派」と、李克強と人民に絶大な人気のある彭麗媛のタッグによる貧困絶滅最優先の「内政福祉重視派」が裏面でガチンコ内戦を本格的に始めたということだ。
2020年6月25日の加茂具樹・慶應義塾大学総合政策学部教授の論稿によると――
<習近平は今年4月末に地方経済情勢を視察するために西安を訪問した際にも「歴史的な大きな進歩は重大な災難の後に生まれている」と述べ、感染症を封じ込めたことは「危機をチャンスに変える歴史的な機会でもある」と述べていた>
中共がどう動くのか小生は分からないが、コロナ禍で世界中はドタバタしており、習近平一派以外に内戦であれ外戦であれ誰一人として戦争を望んでいないということは確かだ。ちっとも支持を得られない戦争を始めれば、習は内外から猛反発を食らうことになる。
常人ならそれが分からないはずはない。習近平が分からないのなら、頭が完全にイカレタか緊急措置入院一歩手前ということだ。我々は中共版「大化の改新」を見ることになるかもしれない。
習が死んだら「人体の不思議」永久保存、生きていたら「最後の皇帝 無知無智無恥の涙」とか出せば生活費は稼げるだろう。いずれにしても年内で中共の方向性は決まるだろう、古人曰く「善は急げ」、また「築城10年、落城3日」とも。
“シーチン”修一 2.0
【Anne G. of Red Gables/190(2020/9/22/火】死刑囚の永山則夫は生まれ育ちを刑死するまで恨んでいただろう。著書「無知の涙」にこんな一遍を遺している。
<おおき過ぎて見えない神は言った
「こりゃ凶悪犯よ 汝が仕出かした事々 悪いと思って居るのかや 申してみ 顔を上げるな 下げたまま申してみ」
凶悪犯は構わず顔を上げた
「あんたが神という奴か 一度 一度会いたかったぜ おっさん 質問に答えてやろうか
悪いと思ってはいないぜ 第一番に言う あんたに裁く権利はないぜ あんたを信じた為にこうなった それでも裁くというのなら――
俺の育ってきた一日でも あんたは見たのかよ おっさん 神と名乗るくらいなら 分かるな 俺の罪と 育った一日でも較べて見ろ
・・・答えてみろよ えっえ! 答えられねぇだろうよ さっきの威丈(偉)高振りはどうした・・・どうした おっさんよ・・・
いいか答えさせねえ! 俺が! あんたと俺は生きる世界が違うんだ あんたは あんたと人間に差別を作った 俺の純粋なる良心は差別の無い世界の物だ あんたは自分を何だと思ってんだ 言ってみろ
・・・まぁ待てよ 人の名前を聞くまえに何とやら だ 俺は殺人者だ えばれた者じゃねえ だがよ・・・あんたよりましだぜ
あんたは精神界一番の無責任者だ 何をやっても 仕出かしても 黙って黙って 見てきて こうなってから言いやがるが 俺は違うぜ・・・責任とるんだ
誰にも頼んだ訳じゃねえのによ 生みやがって 生きやがってよ! 俺は責任とるんだ!! 俺は責任とるんだい・・・」
凶悪犯はそれっ切り言わなかった 神は無表情のまま聞いていて 力なく頭を下げる凶悪犯に言った
「言う事はそれだけか」>(以上)
そう言えば永山が収監されていた1975年頃「振り向けば 絞め殺したし 我が人生」なんて句が朝日俳壇あたりで評価され、類似の投稿がどっと押し寄せて収拾がつかなくなったそうだ。
我が身の現在の不幸、苦境の主因を生まれ育ちや時代など己以外の他に転嫁する、というのは自己防衛的な本能かもしれない。しかし、多くの人は「なにくそ、負けないぞ!」と逆境に耐え、奮起するのではないか。大体、この世は温室でもお花畑でもない、己が発奮、努力しなければ置いてけ堀だ。
永山には「劣悪な家庭環境で育った」という同情する部分もあるけれど、永山とその周囲の支援者にも感じられないないのは「被害者と遺族への思い」である。
残念ながらそういう実に(小生のような前科者から見ると)偏向した人の多くは「犯罪は社会が生み出す、犯罪者は社会の犠牲者」という、犯罪者に寄り添うような人道主義≒リベラル≒アカモドキが多い。
彼らの多くは「被害者の人権」に思いを馳せることなく「加害者の人権」を大声で唱え、政治問題にして、意識的かどうかは分からないが、ユートピアらしき世界を目指し、終局的には共産主義革命を起こして独裁者、勝者になりたい、我が世の天国にしたいという人々である。
子曰く「たとえ不遇な時でも学び続け、前進する、楽しいことだ」。高杉晋作の辞世の句「面白き こともなく世を 面白く 棲みなすものは 心なりけり」。夏彦翁は「人間とは嫌なものである、この世は生きるに値しない」と諦観しながらも実に楽しそうに人間観察を続けていた。
小生は不治の病だが、「発狂を恐れるキチ〇イ」であろうと自制心、ブレーキに努めている。タガが外れると何をしでかすか分からない、と、自分で自分を恐れ、警戒している。ちっとも自慢にはならないが、それなりに病識があるわけ。
一方でリベラル系脳内お花畑患者は、基礎疾患として「私は正義病」を抱えており、病識が全くないからブレーキが働かず、底なしの悪事に突っ走る傾向が非常に強い。基本的な人道、モラルが完全に欠落し「正義と思えば何でもできる」という、ほとんど歩く狂気、戦狼だ。これっぱかしも信心に濁りがないから目が澄んでいる、狂人の目のように蒼く澄んでおり、これは結構怖いぜ。
「看中國」2020/9/21によると習近平の奥さん、彭麗媛が久し振りにビデオ会議ながら公の場に登場したという。
<習近平国家主席の妻であり、長い間顔を見せていなかった彭麗媛氏は昨日、貧困削減と女性の役割をテーマにした紅二代婦人連の「北京グローバル女性サミット」のビデオ会議に出席し、「貧困緩和」についてスピーチした。習夫婦には「家庭不和」の噂も報じられている。「貧困緩和」は習近平が現在直面している大きな問題の1つだ>
習は妄想的「世界制覇」にのめりこんでいるが、奥さんは習の狂気に耐えがたくなって別居したと小生は思っている。前回の同会議では夫婦で出席しており、今回の奥さん単独参加は夫婦不和説を天下に公表したようなものだろう。
彼女が「貧困緩和」をテーマにしたのは、「我が国は世界制覇よりも6億の貧困層を助けるのが喫緊の課題だ」と習を諫めたということだ。これは先に李克強が5月末の全人代で語った以下の内容と平仄を合わせている。
<中国は人口が多い発展途上国であり、中国国民1人当たりの平均年収は3万元(約45万5000円)ですが、月収1000元(約1万5150円)の人たちが6億人います。1000元では中都市でさえも住宅の賃借が困難であるのに、今は感染症の蔓延に直面して苦しんでいますが、感染症の蔓延が終わった後に人々の生活を守ることは重要な課題になります。
従来から生活が困難であった人々と感染症の蔓延により新たに困難に陥った人々、これら双方の基本的な生活をどのように保障したら良いのでしょうか。我々はそれを最重要事項に取り組みます>
中共内部で習近平の世界制覇を目指す「戦狼武闘派」と、李克強と人民に絶大な人気のある彭麗媛のタッグによる貧困絶滅最優先の「内政福祉重視派」が裏面でガチンコ内戦を本格的に始めたということだ。
2020年6月25日の加茂具樹・慶應義塾大学総合政策学部教授の論稿によると――
<習近平は今年4月末に地方経済情勢を視察するために西安を訪問した際にも「歴史的な大きな進歩は重大な災難の後に生まれている」と述べ、感染症を封じ込めたことは「危機をチャンスに変える歴史的な機会でもある」と述べていた>
中共がどう動くのか小生は分からないが、コロナ禍で世界中はドタバタしており、習近平一派以外に内戦であれ外戦であれ誰一人として戦争を望んでいないということは確かだ。ちっとも支持を得られない戦争を始めれば、習は内外から猛反発を食らうことになる。
常人ならそれが分からないはずはない。習近平が分からないのなら、頭が完全にイカレタか緊急措置入院一歩手前ということだ。我々は中共版「大化の改新」を見ることになるかもしれない。
習が死んだら「人体の不思議」永久保存、生きていたら「最後の皇帝 無知無智無恥の涙」とか出せば生活費は稼げるだろう。いずれにしても年内で中共の方向性は決まるだろう、古人曰く「善は急げ」、また「築城10年、落城3日」とも。