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雀庵の「常在戦場/71 時代錯誤の中共潜水艦運用」

2021-08-21 08:25:31 | 日記
雀庵の「常在戦場/71 時代錯誤の中共潜水艦運用」
“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red Gables/355(2021/8/21/土】ここ2日程、元気が出ない、散歩の気力がない、疲労感からベッドに横たわる・・・いよいよ冥途 in Japan 、かと思っていたら、カミサン曰く「ワクチン注射の影響よ、反応が出たのは抗体ができているっていうこと」。


ふーん、そうか、どうってことないみたいだが、小生が体調が悪いとカミサンは俄然、アドレナリン効果のように元気なるが、看護婦という職業柄なのだろう。板前がいいネタを市場で見つけると俄然やる気が出るのと同じか。役立たずのシケベ爺でも旨そうな女を見ると心が騒ぐ・・・危機になるとヨッシャー、俺の出番だ!なんて元気になる男は多そうだ、男のDNAだな。


ここ半世紀で人間は3倍近く急増したから天は、地球はガラガラポンを求めている、と言えるかもしれない。過ぎたるは猶及ばざるが如し、月満つれば欠く、栄枯盛衰世の倣い・・・何千年、何万年も人間はそれを繰り返してきた。


一定の広さの中で人口が増え続けると生存環境は劣化する。動物園では例えばサルだけが増え続けたら困るから繁殖をコントロールしているだろう。人間界でも同様で、増え続けると自然の抑制機能が働くようだ。その一つが「淘汰圧」らしい。


<淘汰圧がかかるからこそ、生物の多様性が生まれる。他種生物とのニッチ(適所 、居場所、縄張り)をめぐって競い合う事によって、ある種は環境に適応して進化を続け、ある種は滅びゆく・・・厳しい生存環境こそが、生物の進化適応を促すことになる。その結果として「多様な生物相」、すなわち生物多様性が生まれる>(大道ブログ)


伊勢武史著「生物進化とはなにか?」によると「淘汰圧が高いとき進化は猛スピードで進む。適応度は形質によって大きく異なるので、高い適応度を生む形質が自然淘汰で選ばれていく」。


戦争など生存競争が激しいと人間は大きく急速に進化する。それが進化か劣化かはともかく「生産性が高まる」ことは確かだろう。世界銀行によると世界のGDPは2017年80.93兆ドル(9000兆円)で、“戦後”が終わった1960年からの57年間で59倍の伸び、年あたり7%成長だという。


<2020年のIMFによる名目GDPで最大の国家は米国(22兆ドル)、次いで中国(15兆ドル)。この2国だけで世界全体のおおよそ4割。次いで日本(5兆ドル)、ドイツ、インド、フランス、イギリスなどシェア2%以上の国が続く。これらの国のみで世界全体の約2/3のGDPを有していることになる。ラフに表現すると、「米中で4割、残りの上位8か国で1/4強、それ以外の国を全部合わせて残り1/3」となる>(不破雷蔵氏「視覚化で垣間見る社会の鼓動」)


数年前に欧州を目指した不法移民?の多くが一張羅を着てスマホを持っているのを見て小生はビックリしたが、餓死するとか「食うのがやっと」という“純粋貧困層”はかなり減少したようだ。世界の飢餓人口の推定数は6億9000万人(2019年、国連)、一方で過体重≒肥満は1980年に8億8500万人、2013年には2.5倍の21億人にまで増加した(日本生活習慣病予防協会)。


どうもこれは食糧問題と言うより「分配」「富の偏在」「モラル」の問題のよう。これという産業がない、仕事がない、カネがない、学問がない、技能がない、メシがない、おまけに民主主義がない、選挙がないから自浄作用もない。信仰心はあっても天が食糧を恵んでくれるわけではないから、為政者に就いた勝ち組はいい思いをし、それから外れた圧倒的多数はなけなしの金をはたいて母国を捨てて不法移民に望みを託す・・・旧宗主国を目指す人も多いようで、何とも悲しい話だ。


「衣食足りて礼節を知る」とは言うけれど、先進国では飢えを一掃したものの、ついでにモラル≒道徳≒社会規範≒哲学≒宗教まで潰しつつあり、上から下まで欲望だらけの金銭亡者ばかりになりそう。節操がないからデブも急増、飽くなき消費でゴミまで急増。田舎じゃ食えんと都市部は人口増が進んで、建物だらけで風通しも悪いから夏場は年々猛暑。エアコンで外部に熱風を出すからますます暑くなる。


「生産性の向上=文明文化の発展=人口増加は人間にとって善である、進化・発展である」という思想・行動はすでに賞味期限切れ、それどころか人間は地球にとって最悪の悪性腫瘍になってしまった。


ガラガラポンして世界を、人間を「今一度洗濯いたし申候」。小生から見れば第3次世界大戦は始まっており、今は第1ラウンド、ジャブで相手を威嚇する、反応を探る、距離を測る、パンチのチャンスをうかがう、カウンターパンチを避ける・・・


北京時事2021/8/17「中国 台湾周辺で軍事演習」から。
<中国軍東部戦区は17日、台湾の南西と南東の海空域で統合作戦能力を確認するため実戦的な軍事演習を行ったと発表した。発表文は「今回の演習は台湾海峡の安全と国家主権を守る必要な行動だ」として、米国と蔡英文政権を牽制した。


演習には艦艇、対潜哨戒機、戦闘機が参加。発表文は「最近、米国と台湾は頻繁に共謀して挑発を行い、台湾海峡の平和と安定を著しく損なっている」と主張。さらに「訓練を強化し、主権と領土保全を断固として守る」と強調した>


この軍事演習を中共は事前に大騒ぎして威嚇していたが、中共国防部のサイトでもさらっとしか報じていない。“敵”の台湾国防部によれば「17日午前、台湾の南西の防空識別圏(ADIZ)に中国軍の対潜哨戒機や戦闘機、爆撃機など延べ11機が進入。無線で警告するなどして対応した。海軍司令部の公告によると、この日は、台湾の海軍や空軍が台湾南西の海空域で軍事演習を行っていた」。中共は台湾軍との偶発的衝突を恐れたのか、あるいは以下の「不都合な真実」に直面してフリーズしていたのか。


上岡龍次氏の「イギリス海軍にバカにされる人民解放軍海軍」2021/8/18から。
<イギリス空母打撃群は人民解放軍海軍(以下、中共海軍)の脅しを無視し、南シナ海を堂々と航行。その後フィリピン海に至ると、イギリス空母打撃群は中国の潜水艦2隻を探知。潜水艦は探知されたら終わりなのだが、南シナ海からフィリピン海までイギリス空母打撃群に何もできないまま終わっている。


第2次世界大戦までは、敵の潜水艦から自軍の潜水艦が空母を守っていた。だが第2次大戦後から立場が変わる。航空機の航続距離が伸びたことと、潜水艦を探知する技術が進歩した。その結果、対潜水艦哨戒機の数が揃うと、対潜水艦探知網から“穴”が消えた。


こうなると原子力潜水艦だとしても活動が難しくなる。原子力潜水艦の長所は航続距離だが、探知されたら終わり。航空機は駆逐艦よりも早く移動するので探索範囲も広い。そうなると原子力潜水艦も探知されるようになる。


その結果、潜水艦は自軍の戦闘機隊が獲得した制空権下でなければ活動が難しくなった。第2次大戦後の空母打撃群に組み込まれた潜水艦は、空母の戦闘機隊が獲得する制空権下で活動するように変わっている。つまり「空母が潜水艦を守る」立場に変わった。


この現実が潜水艦運用なのだが、中共海軍の潜水艦は単独でイギリス空母打撃群に挑んだ。これは第2次大戦後からの変化を、中共海軍が理解していない証。潜水艦を集団で投入しても、敵艦隊に探知されたら終わり。対潜水艦ヘリコプターに付き纏われ撃沈される。もしくは、駆逐艦との連携で撃沈される。


潜水艦は戦略兵器だから、基本的には「海上交通路を遮断する」作戦が基本。敵艦隊への攻撃は勇ましいが、戦術兵器としては使わない。戦術兵器として使うとしても、空母打撃群との組み合わせで真価を発揮する。このことを知らないから、イギリス海軍は中共海軍をバカにした>


「深く静かに潜行せよ」、ステルス性で勝負の虎の子の潜水艦2隻が探知されていた! 戦時なら機雷、爆雷、対潜ミサイルなどで破壊されていたろう。小生が習近平や軍の幹部なら大ショックで寝込む。日清戦争で当時世界最強と言われた清国軍自慢の戦艦「定遠」が撃沈されたほどのショックではなかったか。


中共は現在、制海権を確保するために空母打撃群を強化しているそうだが、果たして実戦で運用できるのかどうか、すこぶる怪しい。鈴木衛士・元航空自衛隊情報幹部「中国海軍の空母打撃群構想を読む 縮まる日米との差、強まる台湾危機」SAKISIRU 2021/5/13から。


<国産2隻目で中国海軍3隻目となる空母「003型/85,000トン級」が来年には進水し、その後2~3年以内に就役する見込みである。この003型が就役したあと、早期に東海艦隊の空母打撃群として作戦任務が遂行できるよう、すでに編制されている北海艦隊の空母打撃部隊に東海艦隊の戦闘艦艇を派遣し、訓練に参加することでノウハウを得ようとしているのではないか。


わが国は、このようなシナリオを見据えて現実的な防衛力整備を図らなければならない。空母は移動する基地である。地上も含めてわが国への攻撃根拠基地を叩くのは国家の自衛権に基づく当然の権利であり、国民を守るための国家の責務でもある。


わが国に対する脅威に十分対抗できるだけの有効な攻撃能力を含む軍事力を装備しない限り、将来における「わが国の独立」は保障されないであろう>


我々が今優先的になすべきは、世界と協力して着実に中共包囲網を固め、同時に核ミサイル攻撃力=抑止力を強化することだ。スイスでは全国民を収容できる核シェルターを用意している。対中戦の第1ラウンドは始まっているという認識、緊張感が為政者、リーダーには必要だ。
目安箱:ishiifam@minos.ocn.ne.jp
https://blog.goo.ne.jp/annegoftotopapa4646
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