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戦争が新しい世界秩序を創る

2022-05-02 08:52:20 | 日記
戦争が新しい世界秩序を創る
“シーチン”修一 2.0


【雀庵の「大戦序章」37/通算469 2022/5/2/月】2009年に予定通り58歳でリタイアしたのは、父が63歳で昇天したので小生もそのくらいでお仕舞だろう、5年ほどはのんびり暮らしたい、と思っていたからである。


ところが86歳の母が呆けてきたので家事と介護で3年が過ぎ、看取った2012年から面白おかしく好き勝手に伸び伸びと暮らし始めたが、好事魔多し、アル中が高じて2016年に発狂して強制措置入院。お陰で爆発寸前だった肝臓や高血圧も正常化されたが、一度発狂、一生発狂で、壊れた脳みそはそこそこ回復したものの、鬱病で気分が時々落ち込み、その際は死に神がとりつき「どうやったらカッコ良く死ねるか」ということを考えるのが常になった。


「カッコ良く死ぬ、立派な最期」、これがまた難問で、結局は「天下これ道なきや久し。天まさに夫子を以て木鐸となさん」(論語)、それを目指して行くのが晩年の道だろうと考えているうちに「悪の枢軸、中露朝と共産主義の絶滅こそ天の意、撃ちてし止まん」という「解」に至り、そうだ、死ぬまで「口舌の徒」として生きようという気分になった。


大体、このパターンの繰り返しで鬱を克服しているが、元気になると病識をすっかり忘れてしまい、また鬱になると「どうやったらカッコ良く死ねるか」と考えるようになり、ちっとも成長しないのは嘆かわしい限りだ。因果応報か?


死に神はそーっとやって来るから、電車のホームに立っていると「飛び込んでみたらどうなんだろう・・・」なんて考えている自分に気づき、ゾッとしてホームの端から離れたりする。チャリ散歩中はごっついダンプカーの大きなWタイヤなんて見るとあまりにも蠱惑的、煽情的でこれまた飛び込みたくなるなので見ないようにしているが、まったく厄介なビョーキだ。


まあ、2か月に1週間くらい変な感じになるが、「ミンチになって死ぬのは嫌だ、カッコ良く死にたい」という“見栄”がブレーキになっているのは俗っぽくて面白い。


同病の諸君、当てつけ自殺や、他者を巻き添えにする死刑願望の通り魔殺人は邪道である、有意義な意味のある死を美しく死ね! そのためには有意義な意味のある生を求めて必死で生きなければならない。先人曰く「朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり」、努力と哲学と美学のない自死はダメ、絶対!


小生が開祖である「心の道標」教団、通称ミチシルベは「カッコ良く生き、カッコ良く死ぬ」を説いているが、今や信者は溢れんばかり。まあスズメ45羽、ムクドリ10羽、ハト6羽、ヒヨドリ2羽ほどが食事目当てで来るだけだが・・・スズメの恩返しは「白い糞」だけ、ふーん。


災い転じて福となす、「露中北の解体、共産主義絶滅」は小生の生き甲斐だ。以下は小生が発狂して急性期閉鎖病棟に措置入院していた2016年11月10日、ノートとボールペンを差し入れてもらい書き始めた日記による。


収監からわずか10日目であり、読み直すとキチ〇イとはとても思えない感じがするが、今から振り返れば実は脳みそがかなり痛んでいた時である。一見マトモのように見えても実は精神異常、私は正義病、プーチンそっくりのようなのでご参考までに追々紹介するが、以下は「戦争とは何か」を考える上でヒントになりそう。ご笑覧下され。
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ジョン・マケイン米共和党上院議員はベトナム戦争の英雄である。曰く「戦争には栄光と挫折、名誉と屈辱、喜びと悲しみ、希望と絶望、信頼と裏切り、愛と憎しみ、生と死・・・すべてがある」。


戦争は殺し合いだから、ない方=平和が良さそうだが、「今の世界」は戦争の結果であることは確かである。西郷翁は「焦土の中から新しい時代が生まれる」と語っていたが、良いか悪いか、望ましいか疎ましいかはさておき、時代を大きく変えてきたのは、冷戦であれ熱戦であれ、グレーゾーン戦であれ、戦争だった。これからもそうだろう。


戦争の日々には、穏やかな日々もあれば、激しい戦闘もあり、平和の時代の100年分が2、3年に凝縮されるのかも知れない。「ラバウル第二〇四海軍航空隊戦記」に記された戦いは、そんな濃厚な日々を伝えている。
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【六十九対〇 ラバウル上空凱歌あがる】真っ青な空。そして南海特有のよく発達した積乱雲。南緯四度。東京から南に遠く五〇〇〇海里(9000キロ)のラバウル基地の熱い一日が、今日も始まろうとしていた。


このところ数の優勢を誇る米軍の空襲が激しく続けられ、毎日午前十時四十五分ごろになると、まるで定められた日課のように米空軍の百数十機が戦爆連合(戦闘機と爆撃機)で来襲する。これを迎え撃つのはわが第二〇四海軍航空隊(二〇四空)および二五三空の両戦闘機隊で、いずれも零式艦上戦闘機、即ち「零戦」で装備された精鋭たちであった・・・


昭和十九年(1944)一月十七日。天候は晴れ、前夜は降雨のため飛行場は少しやわらいだ・・・「今日も敵さん来るかな」と横山飛長がもどかしそうな声を上げる。「今日の敵さんは全機撃墜だ!」、わめくように大声で叫んでバシッと手を叩いたのは小町一飛曹だった・・・


午前十時十分、セントジョージ岬の監視哨から急報が入った。「敵戦爆連合二〇〇機、ラバウルに向かう」。間髪を入れずに二〇四空司、柴田武雄中佐の“発進”命令が発せられ、指揮所わきのポールにスルスルとZ旗が全揚された。サイレンや指揮所の鐘がけたたましく鳴りひびき、待機していた搭乗員たちが落下傘バンドをつけるのももどかし気に、一斉に愛機のもとへ走っていく。


たちまち起こるエンジンの爆音が基地を揺るがすと見る間に、早や一機、二機、次いで数機ずつ、前後左右の間隔を適当に開きながら、スロットル全開で滑走路を西方に突っ走る。火山灰層の飛行場はたちまち全力で離陸滑走する多数の零戦のプロペラ後流が巻き起こす物凄い土煙で、後続機の大部分が見えなくなるが、その中を突っ切って零戦が猛然と飛び上がる。


離陸滑走のちょっとしたタイミングの違いで、土煙を抜けて視界がひらけた途端、すぐ目の前に先に離陸した零戦の尾翼があったり、脇の下から忽然として他機が現れたりする。よくもまあ、これで接触事故が起きないとは不思議という他ない。


今日の出撃四十三機の発進完了はわずか三分足らず。連日の迎撃戦で鍛え抜かれた神業に近い。いつもながらの見事な緊急発進だ。そして、上昇しながら思い思いに編隊を組み、しだいに集結しガッチリと戦闘体勢を固める。


シンプソン湾を大きく左旋回しながら編隊が大分高度を取ったと思われる頃、南方の台地にあるトベラ飛行場から飛び立った二五三空三十六機が合流してきた。合わせて八十機近くに膨れ上がった零戦隊は、整然と静かに旋回しながら上昇を続ける。


やがて高度六千メートル、空も海も藍一色の中を、刻一刻迫る戦機を求めてセントジョー岬を指向する。ふと下を見ると、空襲を避けて湾外に退避する艦船の白い航跡が、幾条となく湾外に向かっている。


戦闘機の迎撃は、上がるタイミングが難しい。早すぎれば気分的にダレるし、遅すぎれば態勢が不十分でどちらも好ましくない。高度をとり、戦闘準備を整えて「さあ来い」と気分が乗って一呼吸してから会敵するのが理想的だ。生粋の戦闘機育ちである司令柴田中佐は、この辺の微妙な戦場心理をよく心得ており、発進の合図をいつ下すかに最大の神経を集中していた・・・


頃合い良し。ガゼル岬にさしかかった時、セントジョージ水道上空に浮かぶ高度の高い白雲をバックに、おびただしい小さな黒点を発見した。「敵発見!」


翼をゆっくりと振る指揮官機の合図を待つまでもなく、食い入るように敵編隊を見つめる搭乗員たちを一瞬、武者震いが襲う。これから食うか食われるかの死闘が始まろうとしているのだ。何回戦闘を経験しても、激しい緊張からくる筋肉のけいれんを押さえることはできない。


これまで静かだった編隊がにわかに動き出し、四機編成の小隊は二機ずつに分かれて戦闘隊形をとった。キャノピー(風防)の中の酸素マスクも物々しい顔と顔がうなずき合い、ベテランは若手の緊張を解きほごすべく、「しっかりやれよ」と目で笑ってみせる。


大編隊同士の行動は単機のように身軽にはいかない。特に爆撃機を伴う敵編隊では直さらだ。高度の優位をもった零戦隊は、敵の後ろ上方に占位すべく、指揮官機の誘導で大きく左に回り込もうとしていた。


敵は爆撃機の上にかぶさるように直掩戦闘機隊、その前方と後ろに一軍の戦闘機隊を配し、直掩戦闘機隊は二軍に分かれて左右からクロスしながら、いわゆるバリカン運動で爆撃機援護に万全を期しているようだ。


こうしている間にも黒点の群は急速に大きく膨れ上がり、双発胴のロッキードP38や、逆かもめ型のチャンスボートF4Uなどの特徴ある形が認められるようになった時、再び指揮官機の力のこもったバンク。いわずと知れた全軍突撃せよの合図だ。


ただちに左下方に敵編隊を見る位置から、指揮官機を先頭に敵編隊に突入し、敵味方合わせて300機に及ぶ大空中戦の火蓋が切られた。
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男のDNA、戦士の血が騒ぐ。長くなったので一応引用は終わりにするが、良いところで終わりにするのは子供の頃の紙芝居屋みたいだ。希望があれば続けたいので乞う連絡(小生もじっくり楽しみたい。戦争オタクの気持ちが分かるなあ、月刊「丸」は軍事の今日明日を伝えればもっと売れるだろう)。


第2次世界大戦後の「国連中心の国際安定システム」がプーチン・ロシアによって壊され始め、世界は新たな安定システム構築を進めていく冷戦や熱戦の「戦争の時代」になった。ヒト・モノ・カネの開放的な世界から「閉じる世界」、ブロック外交経済への時代に向かうのだろう。大西洋を挟んだ「欧米加同盟」、インド太平洋の「日米豪印加台同盟」、共産主義圏の「中露露北同盟」、イスラム系諸国の「中近東アジア同盟」の4つの巨大ブロックが形成され、基本的に「域内自給自足」になるのではないか。


グローバリズムやGDP至上主義の時代は終わりつつある。21世紀の戦争が21世紀の新しい世界秩序を創る――これは確実だろう。
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まぐまぐID 0001690154「必殺クロスカウンター」