日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

宿題考。

2016-06-09 11:58:40 | 発達応援
 昨日、火傷をしてから何人かに、
「感染症に気をつけて」とか「化膿するからきをつけて」と言われました。

 それについては、抗生物質かなんか出てるから大丈夫!とこたえつつ、
昨日の朝も昼も飲み忘れ、今度こそは!と夕飯時ご飯の途中で飲みました。
偉いぞ、私。

 で、今朝、薬を飲むときに、ふと、
「なんて薬だったっけ。」と薬をみて、ネットで検索していると、
病院の先生らしき人が、気になる発言。

 シュワルツ外科学というアメリカの教科書によると、
「傷に関する感染予防効果は、傷を作ってから3時間以内」とあるそうで、
要するに、「傷を負って3時間以内に抗生物質を使わないと、予防として飲む意味はない」そうな。

 え~。
じゃあ、飲んでも気休めじゃん。

 ふーん…。
これが本当なら、病院の処方の薬、めっちゃ無駄が多いですね。
私の分で3日分出てるし。

 税金どんだけ投入しても、これが本当ならねぇ~。
他でも、色々、出過ぎ、出し過ぎありそうだし。

 うーむ、ですよ。

 annonと関わりのあるお子さんが、
宿題でむきーっとなった、とか
宅習に何をすればいいかわからなくて途方に暮れている、とかの話しを
ここ数ヶ月で聞くことがありました。

 みな、小学生のお子さんです。

 小学校では、宿題を出して、それを家でやってくることに関して、
家で保護者の方と連係プレイをとる形が多いのかな、と思います。

 それは、子どもの年齢的なこともあるし、
家で勉強する習慣を身につける入り口でもあるから、
まぁ、そうなんだろうな、と思える部分はあります。

 でも、私が中学校で支援員をしているときは、
その、「保護者と共に宿題をきちんとする」というスタイルがひとつの壁でした。

 私としては、一緒に勉強していてわかっていないところをわかってもらうために、
レベルを少し落して、もう少し基礎の部分の宿題を出していました。
すると、そこは完璧にできる。

 ほぉ、そうか、できるんだと思って、
ちょこっと、レベルをあげると、できる。

 ほおほお、できるのね。
と徐々にレベルをあげていき、いよいよテストに臨むと…。

 ちんがらっ。
全然できない上に、レベルを落した問題もできていなかったりします。

 そして、やっと、悟るわけです。
そうか、保護者の方が、みてくれてたんだ、と。

 そこから、
「どんなにできなくても、わからなくても、教えなくていいです。
宿題は、その日、授業でやった復習になる問題と、
わからなかった場合に、ヒントになる問題で構成しています。
本人がわかったか、わかっていないか。
躓いているなら、どこの段階で躓いているのか、
こちらも把握するために出しています。
わからなくてやっていなくて怒ることはありません。」との連絡をいれました。

 それでも、白紙で出すことに抵抗をしめす子どもや
長年の保護者の習慣から、その状態に完全移行するにはちょっと時間がかかりました。

 でも、子どもも「わかりませんでした」と書いて出しても怒られないことが本当だと実感すると、
堂々と中途半端な宿題を出すようになっていきました。

 そういうことを続けていくと、今度は宿題が面倒で、
何でもかんでも「わかりませんでした」で済ませる賢い子どもも出てくるので、
こちらも、フェイントで
「国語の時間に書いた漢字をノートを見て書いてきてください。」という宿題なども出しました。

 子どものほうはしれっと、
「先生、わかんなかったから宿題できなかった~。」と朝になると持ってくるので、
「ふーん。何がわからなかったの?」などというと、
「いや~、なんか難しかったよ~」なんてしゃあしゃあと言うので、
「国語のノート見て、漢字書くだけも難しいの!ほお、びっくりだ。それもできんの!ほお!」というと、
子どもはしまった~~~~~、という顔になって、みるみる途方に暮れていきます。

 そうやって、できることはする、
できないことは、できないで聞くようにする、
ということをやっていると、できなかったことに対しても、
「ノート見て、途中まではできたけど、途中からまた、こんがらがっちゃった」とか
自分で調べる術も身につけていくようになりました。

 宿題をする習慣をつけるのは、もちろん大事ですね。

 それと同じくらい、宿題を出す側も、
自分で、自力で宿題をするためのやりかたを身につける宿題の出し方や
宿題が「ああ、そうか、わかった!」につながり、実力がつく実感が持てるものにしないとですね。

 家で本人も保護者も苦労して、
あげく、なーんも身についていないでは、
あまりにも、労力のかかる時間ですからねぇ。







コメント
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