日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

3回目の都城お話会。

2016-06-17 23:38:00 | 算数
 今日は猫との出会いがたくさんあった、良い日でした。
人なつこい外猫や人なつこい家猫。

 どの猫も飼い主さんの愛情をいっぱいに受けて、かわゆいこと。
猫がうろうろできる住宅地って、いいな、と思いました。

 今日は「あんのんお話会IN都城」でした。
今回は、大きい紙に大きく腕を動かして、絵を描いたり、

 
粉にしたパステルを手のひらでべろべろべろべろ〜っと伸ばしたりして、

 
鎖骨や肩甲骨の動きや手のひらを動かすことをしました。

 先日、ご紹介した灰谷孝さんの『人間脳を育てる』でも、
肩甲骨の動きが目と関係していたり、
鎖骨のあたりが恐怖麻痺反射で固まりやすいなどの指摘がありました。

 また、同書の中でコンディショニング講座の栗本啓司さんも、
肩甲骨の動きやすさが呼吸に関係しているとの述べておられます。

 動くことが得意な人、気持ちの良い人は動けば良いですが、
動くことに抵抗がある人は、
こういう形でも腕や肩甲骨を動かすことができるよ〜という提案がてらの
絵を描きながらの身体動かしでした。

 また、パステルを両手のひらで左右対称に伸ばしていくこともしましたが、
相同性の動きにつながっていくと同時に、
指先の微細な動きの発達にもつながっていくのではないかと思います。

 おもしろかったのは、大きな模造紙を前に、
はじめのうちは、「なに描こう…」と頭で考えながら動いていた参加者の方々が、
腕を大きく動かして描いているうちに、「何を」から離れて、
気持ちがおもむくままに描かれている感じがしたことでした。

 私自身も描いていたのですが、
最初は、木や太陽や雲…と、実際にあるものに固執して描いていたのが、
ある時点から、ただ、ただ気持ちのおもむくままに描いていました。

 そして、「もう、いい」と思うまで、描きまくると、
なんとなく、頭もすっきりするのは、身体を動かしたときと同じような感覚に思えました。
 
 さて、そんなことをお伝えしながらのお話会でしたが、
参加者の方々はおそらく、だいぶ久しぶりに絵を描き、
何も考えない、ただ、意識が流れていくような時間を過ごされたのでしょう。

 参加者の方が、
「こんな時間、いるよね〜。」と言ってくださったのが、
何よりもうれしかったです。

 そして、次回の「あんのんお話会in都城」の日時は、
8月5日、14:30〜15:30です。

 また、都城では別途、親子で参加するお話会も別の日程で計画しています。
そちらも日時が決まりましたら、お知らせしますのでよろしくお願いします。
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