日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

悔し涙。

2016-08-26 21:02:36 | 発達応援
 待ちに待った金曜日!

 月曜日の朝は、積込みの同僚と「わー、また一週間がはじまったねー!」と言い合って、
「洲の真ん中だ!」「あと1日だ!」と言い合い、
金曜日になると、「わー、今週も終わったねー!」と言い合いながらタイムカードを押します。

 別に、仕事がイヤだ!やりたくない!ということではなく、
ケガもなく、積込んだ荷物の破損や積み間違いがなく、無事に終わって、みんなでほっとする金曜日。

 そして、あっという間に月曜日が来て、繰り返される
「わー、また…」のセリフなんですけどね。

 今日はフォイヤーシュタインの体験に小さなお子さんが来てくれました。
フォイヤーシュタインのベーシックのページを見たり、ブロックをして過ごしました。

 保護者の方と話しをしているときに、
突然、がんがんとブロックに当たりはじめたお子さん。

 ちょっと、ひとりぼっちで寂しかったかな、と思い話しかけても反応がありません。
しばらくすると、また、ブロックをがんがんがん!

 どうやら、自分の頭の中でイメージした通りのものがブロックでできないのが悔しいようで、
とうとう、静かに、しくしくと泣き出してしまいました。

 「どうしたらいい?」と聞けたら良いのですが、
自分で、自分ひとりの力で作り上げたい、
そして、見せて、びっくりさせたい!そんな思いがいっぱいで、
自分でああでもない、こうでもない、でも、できない!と苛立っていたのでしょう。

 ああ、子どもの頃に、ブロックでかわいいおうちを作ろうとしたのに作れない、
かわいいドレスを着たお姫様の絵が描きたいのに、思ったように描けない、
きれいに線にそって切りたいのに、はみ出した…。

 誰のせいでもなく、自分の力がないばっかりに起こる出来事に、
なんだか、悲しくなって涙がぽろり、ぽろぽろぽろ、っとこぼれることがありましたね。

 できなかったブロックを片付ける風に壊しながら、
もう一度、作ろうと小さな手が一生懸命、ブロックをはずしたり、くっつけたりしていました。

 大人にとってはほんの日常の一部のことに、揺さぶられて涙する子どもたち。
そんな敏感さを思い出させてくれた数時間でした。

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