日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

自立と非常時。

2016-04-21 21:29:51 | 発達応援
 先日の養生の勉強から、みりんの虜になっています。

 私の祖母は、食前にお猪口一杯、日本酒を飲む人でした。
でも、日本酒を切らすと、みりんをお猪口一杯、飲んでいることがありました。

 そんな風景を見ていたので、私には「みりんは甘くておいしい飲み物」というイメージがありました。
だから、一人暮らしをしたときに、「みりん風調味料」をぐびっと飲んで、吐き出したことがあります。

 みりん風調味料は、あくまで、「風」でみりんとは違います。
そこから、私は「飲めるみりんを買わねば!」と学習したのでした。

 普段、お酒を飲むほうではなく、お猪口一杯のみりんでも満足の私なので、
そんな、へんてこな理由で本みりんを買うようになったのです。

 とろっとした甘いお酒が好きな方は、たぶん、本みりん、おいしくお飲みいただけると思います。
あくまで、私見です。
自己責任でお飲みくださいね

 熊本の地震で、発達障害や自閉症の子が共同生活になじめないので配慮が必要だ、
というような記事を見かけることがあります。

 本人も辛かろうし、お子さんの保護者も自分もしんどい中、
状況のわからないお子さんに、ひとつひとつ説明するのも日常ならまだしも、
この非常時、本当に大変なことだろうなぁと思います。

 こんなときだからこそ、なおのこと思うのですが、
何事もない、日々の日常の中で、発達障害や自閉症の子どもたちは、
その子の持つ資質を大切にされながらも、
やって良いこと、悪いこと、我慢が必要なことなどは、
しっかり身につけておいたほうが良いのではないかなぁ、と思ったことです。

 衝動性が高かったり、自分の思うようにならないと動かなかったり、騒いだり。
ときに、そういうことを「仕方ないよね。」と、優しさのようなもので包んだり、
諦めで放置したりする場面に出くわしたことがあります。

 そんな場面に出くわすと、私は、優しさの誤解をしているんじゃないの?
それは、諦めの放置と一緒だよ、と思うことがあります。

 自分が関わることができる場面なら、関わりますが、
保護者がそれでよしとしている場合は、うーん、どうしたもんか…と、思いつつ、
遠い目になることもあります。

 今、発達障害についての理解も色々な場面で言われています。
一昔前、私が支援員をはじめた10年前よりもずっと、
発達障害や自閉症について、世の中でも語られていると思います。

 語られて、世の中の理解が進み、
住み良い世の中が来るのをじっと待つことができるなら、
そんな良いことはありません。

 目の前の子どもたちは、待ったなしで成長していきます。
その子のできるところを伸ばし、ことの善悪を判断し、
自分で状況を見、判断もできるだけできるようにしたほうが、
その子の生きる力になるように思うのです。

 ムリにがんばれ、何でも自分でしろ!という訳ではありません。
 「あの子は大丈夫だけれども、見守っておこうね。」
そんな、優しさを持つ人が増えて、
こっそり、目の端で見守られるくらいの自立を目指して…、と思うのです。

 
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