日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

叩くのは躾ではない@犬も。

2021-02-01 16:59:00 | 日記
歯医者さんに通っています。

今日は治療中に眠ってしまい、「起きてください」と起こされてしまいました。

通っている歯医者さんは、目の上に眩しかろうとタオルを置かれるので、その重さと目が温まりついつい眠ってしまうのです。

毎回、睡魔との戦いです。

わたしの住んでいるアパートの近くに季節の花々が咲き誇り色々な柑橘のなる広いお庭の家があります。

その家に子犬がやってきて一、二年になるでしょうか。

うちのちぃと同じで、おそらく、ちょっととぼけた性格の犬なのでしょう。

窓辺で外を見る桜に首をぶんぶん振って、「お前だれだ〜!」と鎖も千切れんばかりに立ち上がったり、雀かカラスに吠えてみたり、なかなかユニークな犬に育っているように見ていました。

甘えん坊なのでしょう。お家の人の姿が見えると尻尾を力の限り振っている姿も洗濯物を干したり、入れたりするときに見えていました。

小さい頃、外に繋がれて、キュウーキュイーンと哀しげに鳴いていて、根負けした飼い主さんが出てくると静かになり、また家に入ると鳴くということも繰り返していました。

犬を飼ったことがない私は、あんな子猫の途中くらいの大きさの子だと外でポツンと眠るのは寂しかろうなぁと思いを馳せたりすることでした。

今はもう、大きくなっているのですが、その聞こえてくる声にこちらの胸が締め付けられるようなことが週に何度もあるようになりました。

どうも飼い主さんと犬との意思の疎通がうまくいっていないのでしょう。

大きな声で怒鳴られたり、時には箒で叩かれて、「クィーン!キャンキャン!」と悲しい声をあげるのです。

今日も何かあったのか、やたらと鳴き声がするので気になって窓辺に行くと、おうちの方が庭にいらっしゃいました。

なーんだ、嬉しくて鳴いてるのか、と思った瞬間、犬は叩かれ、犬小屋に入れられ、出てこられないように自転車で出口を塞がれてしまいました。

そのあと、犬小屋から出られない犬は悲しい声をあげています。

もう、いたたまれなくなって、市役所に電話をして「ちょっとお尋ねしたいのですが、犬の虐待だと思うのだけど、自分で乗り込む以外の選択肢はありますか?」と聞くと、「生活環境課」というところに電話を回してくださいました。

これまでのことや気になることなど話をすると、即そのお家に訪問してくださるとのことですぐに対応してくださいました。

電話の向こうで、犬の鳴き声がしていたので気になったのかもしれないですね。

対応の結果、どうなったかについてもご連絡くださると言うことだったので、こちらの連絡先もお伝えして電話を切りました。

猫にしろ、犬にしろ、それぞれの猫生、犬生があるとは言っても、それは半ば飼い主次第というところでしょう。

犬など特に、飼い主に寄り添う生き物でしょうから、その飼い主に箒で叩かれ、耳を掴まれひれ伏すように扱われるのは、躾というより虐待だと思います。

お子さんがいるお家で「動物がいると子どもの情操教育によかろう」などと言って動物を飼う方もいらっしゃいます。

情操教育になるかどうかは、そのお家の飼い方次第で、家庭内に動物が居れば良いというものではないと思います。

犬や猫だからこそ、言葉にならないその声に耳を傾ける必要があること、飼う以上はその子たちの一生の面倒を見ることを肝に銘じて欲しいな、と思うことです。


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